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業界初のRMIF対応の化粧品、健康食品原料データベースINGREBANKを作った話

化粧品、健康食品原料データベースとは

化粧品や健康食品の開発では、この原料を探している、使いたいと思った時に、どの会社さんがどの原料を取り扱っているかの探す手間を要します。各メーカーが取り扱っている原料を登録し、すぐに検索し、サンプルや資料を請求できるプラットフォームが求められます。INGREBANKでは、業界初のRMIF対応の原料データベースを提供し、各種原料の検索や資料のダウンロード、サンプルの受発注を一元管理できます。この度ベータ版として、原料を掲載したい原料メーカー様を募集しております

参加はこちら
https://forms.gle/uH4MPSbLY6j1oY9X6


原料データベースを作った理由

ぼくが知る限り

これまでたくさんの化粧品原料データベースがあった。すでにたくさんある

と認識しています。それこそ、化粧品研究者ご用達のcosmeticinfo、原料メーカー独自のデータベース、原料商社さんのデータベース。たくさんあります。

しかしながら、これは勝手な僕の考えですが、自分が使いたいと思う、研究者目線、メーカー目線でほしいと思うもの、原料メーカー目線であったらありがたいものがなかったのが僕が作った理由です

各社独自のプラットフォームがあり、とにかくログインが面倒
サンプルの受発注管理までできる統括されたプラットフォームがない
膨大な紙とPDF資料のやり取りを延々とメールでやり取りが大変

理由を挙げるとキリがありません。その中でも僕がとにかくこだわった設計についていくつかお話しさせて頂きます


特徴1 同業他社は見れないブース機能

INGRE BANKの最も大きな特徴で、僕がどうしてもつけたかった機能がブース機能です。

原料会社各社様は

✔️同業他社に情報を見られたくない、共有されたくない
✔︎一般消費者に情報が開示され、誤解を生みたくない

というニーズがあります

今回のINGRE BANKでは全ての登録ユーザーが原料会社各社の承認がないと原料会社様の原料情報を見ることができません。そう、アカウント登録しても原料の資料は見れないんです。面倒でしょ。

つまり、A社、B社、C社とあった場合、A社の承認は取れても、B社、C社の認可が降りなかった場合、A社の原料に関する詳細情報しか見ることができません。各社が承認後初めて、原料の詳細な情報や各種資料のダウンロードが可能となります。

どうしてこんな面倒なことをしたのかといいますと、この機能がない原料データベースは少なくとも化粧品業界では広まらないと考えているからです。

アカウントを作成したら、原料情報が見れる。確かに便利です。でも裏を返すと、一般の方も見れてしまうし、ライバルの会社も情報が見れてしまうんです。これまでの統括された原料系データベースが化粧品業界でいまいち広がっていない原因のひとつだと考えています。

ブース機能をつけたことで自社で原料データベースを開発する、持つことが不要に

原料メーカーさんはみなさん独自のデータベースを持ちたいと思ってないですかね??でも、このブース機能を使うと正直なところ、もう独自の原料データベースを持ったのと同じだと思います

原料データベースを自社で持とうとすると

数百万から数千万という開発費
毎月のベンダーに支払う維持管理費
こういう機能が欲しいという時に払う改善費

こういったお金が全部必要になってきます。しかも使う方の化粧品メーカーからは

原料会社ごとにデータベースを行ったり来たり
データベースごとに会員登録が必要
自社の商材以外見れないというかない

使う側にとってもかなり不便なのが自社の原料データベースだと考えてます。でも統括されたプラットフォームで、各社がそれぞれ分かれているブース機能があれば、そのあたりの悩みを全部解決できるのではないかと思った次第です。


特徴2 業界初のRMIF対応のデータベース

今回の大きな特徴の2番目が業界初のRMIF対応だということです。RMIFとはおそらく聞いたこともないと思います。業界の人でもほとんどの人が知らないので無理もありません。

RMIFとは
Raw Material Information File(RMIF)の略で、日本化粧品工業連合会が推奨している化粧品メーカーと化粧品原料メーカー間での原料に関する情報を円滑に行うための業界推奨基準のフォーマットです。これまで、化粧品原料に関する情報は各社様々でバラバラのフォーマットを使用しており、膨大な作業の無駄が発生しておりました。それを円滑に行うためにできたフォーマットとなります。INGRE BANKでは今回このRMIFに完全に対応した化粧品原料データベースを作成致しました。

正直なところ、データは同じなのに各社フォーマットが違うとか今の時代考えられないんですが、現実的に各社いろんなシステムを使ってたりすることもあるので、フォーマットの統一化はしたいところですが、できてない現状があります。でも、その裏では原料会社さんの膨大な作業の無駄が発生しています。ここを何とかしたいと思い、弊社のINGREBANKでは業界基準のRMIFを採用しました。

でも、これを採用したからといって、基準が浸透するかはまだ未知数です。なんせ今までの商流やフォーマットがあるので、いきなり切り替えなんて無理のまた無理です。でもじわじわとでもやっていかないと膨大な作業の無駄が発生します。そんなことをやっている間に海外企業はどんどん便利な方にいってしまうわけです。

大変だけど、何とかしたいという思いがあり、弊社のサイトではフォーマットは1個のみです。例外を認めませんと言う形で進めたいと思います。

賛同して頂ける原料会社様はぜひご登録の方をお願い致します

原料メーカーさんの参加はこちら
https://forms.gle/uH4MPSbLY6j1oY9X6


特徴3 超便利セミナー機能、その他機能モリモリ

1個1個機能を説明するのが面倒なので、あれですが、その他機能もたくさんあります。セミナー投稿、管理機能、ブログ投稿機能、化粧品表示名称検索などなど。今後もさらに機能を追加していく予定です

特にセミナー投稿はかなり便利だと考えてまして、原料会社さんはしょっちゅうウェブでセミナーをやられていると思うのですが、管理面倒ではないですか??毎度ながら誰が競合他社かを検索したり、一般人かを排除したりするのも大変ですし、集客も大変。参加する側としては、毎回、会社名や名前を入力しないといけないため、とにかく面倒です

INGREBANKのセミナー機能は、

参加側は

初回は
企業情報を入力→企業側に承認申請→参加申請→参加
2回目以降は
参加申請で参加になります

運営側は

セミナーを作成→参加したい人の承認審査(競合他社や一般人など参加の可否を選定)→自動で視聴URLの通知になります
2回目以降は一度承認したユーザーは承認申請がなくなり、以後ユーザーは参加ボタンで自動に見れるようになります。また、セミナーの参加者もリスト化されるので、誰が何人参加したかはすぐにわかります

これだけでもかなり便利になるかなと思います。とにかく私自身は、毎回会社名と名前を入力するのがとにかく嫌というか面倒なので、頑張ってこの機能を広げていきたいと思います。

一般の人は全成分表示の検索に使ってね

一般の人は原料データベースに関係がないと思われがちですが、そうでもありません。最近では、成分で化粧品を選ぶ人も少しづつですが、増えております。今の所、まだまだ情報は少ないですが、化粧品の表示名称として登録されている成分は全てリスト化しましたので、検索で使っていただければと思います。この部分に関してはログインなしで無料で解放しております

以下より検索できます


内緒の話。本当につけたい機能はまだつけてない

正直なところ、本当に本当につけたい機能はまだ実装してないというか、僕の構想自体、現段階でつけるべき機能ではないと考えているため、まだ実装していません。おそらく実装は1-2年後になるかなと思ってます。僕自身、このサービスを単なる原料データベースに留めるつもりはありません。もっともっと構想的には大きいです。ただあまりに最初から大風呂敷を広げてやっても使われない、逆に機能がありすぎて使いこなせないなど経験上良いことがありません。来るべきタイミングが来た時にパワーアップさせます

ぜひ使ってみてください⬇︎


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