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記述文章の基本

記述で答えるべきこと

記述で答えるべきことは「採点者に対して、自分が設計時に考えたこと、工夫したことを伝えること」です。記述は、図面で表現しきれない部分の知識を文章で補足します。

ただ、自分の考えや知識を伝えれば良いだけではありません。相手(試験元)が求めていることを答えなければなりません。

あなたがどんなに熱く語ったとしても、求めていない解答に対して、採点者は点数を与える事はありません。

得点に結びつかない解答

採点者に伝わらない解答は、いくつかの典型例があります。もし、あなたの解答がどれかに当てはまるようであれば、早めに修正しなくてはなりません。

解答したものは放置せず、時間を空けてから客観的に読み直すようにしてください。また、多くの人は自分のことに気付く事ができません。誰かに読んでもらうことが有効です。

設問に答えていない

設問に答えていない場合は、出題者が意図したものと異なることを答えている場合です。思い込みや勘違いなどにより、的を外した解答はよく見受けられます。
とりわけ、例文を暗記しただけの場合、設問に答えていないことが発生しやすいです。

まずは、じっくり設問を読み「何を聞かれているのか?」を考えましょう。

それでは、具体例を示していきましょう。

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