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記述研究所のテキスト 26

こんばんは、記述研究所の源です。具体的な添削例を見ながら、記述のポイントを確認します。


添削例2

設問及び解答例

設問:ゾーニングについて工夫したことを述べよ

[解答例]
1階は建物中央部のエントランスホールを中心とし、地域交流部門と管理部門を明確に分離し、各動線が交差しないように考慮した。2階にデイサービス部門を、3階に住居部門を配置しフロアーごとにゾーニングすることで利用者のわかりやすさに配慮した。また、各部門の出入口を別にすることで、異なる利用形態や利用時間帯に対応し、個別に施錠するようセキュリティーに配慮した。


設問概要

3階建ての住居付き福祉施設です。
以下の異なる部門についてのゾーニングが問われています。
互いの利便性やセキュリティーなどから解答します。
①地域交流部門(午前9時から午後6時まで)近隣住民など誰でも利用可能
②デイサービス部門(午前10時から午後5時まで)サービス利用者
③住宅部門(時間制限なし)住民
④管理部門(時間制限なし)管理者


ゾーニングについて問われた時は、以下の3項目を踏まえ解答します。

1.施設利用者(訪問者、住人)と管理者の動線分離
2.部門、利用時間帯、履き替えなどによる分離
3.平面、立面でのゾーニング


修正ポイント①

解答例では1階のゾーニングについて述べていますが、住居部門について触れられていません。アプローチを絡めて全部門を説明します。

[解答例]
1階は建物中央部のエントランスホールを中心とし、地域交流部門と管理部門を明確に分離し、各動線が交差しないように考慮した。

[修正例]
敷地に接する三面道路からアプローチを分け、南側から利用者部門、西側から管理部門、北側から住居部門とし、各動線が交錯しない明快なものとした。

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