一級建築士試験勉強に役立つ本の紹介⑳
こんにちは、記述研究所の源です。今日は製図試験に向けての本です。
〈図解〉建築計画の知識です。B5判 260頁で2020年12月に出版された比較的新しい本です。
この本をお勧めする理由として、まず、試験元が求める一級建築士像として発表された「一級建築士製図試験の見直し具体的対応」をみてください。
この文書によると、製図試験では「専門分化している建築設計を調整し、取りまとめていく基本的な知識・能力等を 確認する」とあります。
建築士試験で主に求められるのは、基本的な知識であって、専門的な知識ではないということです。
今回紹介する本は、建築士を目指す学生に向けにわかりやすくまとめたもので、学科試験、製図試験のどちらにも役立つものとなっています。特に学生に限ったわけではなく、すべての受験生が参考にして良い本だと思います。
製図試験の準備を早くから始める場合には、このような本で建築計画の基礎知識を蓄えておくことは有効だと思います。
実際、ここ数年に出題された課題テーマは網羅されており、集合住宅、事務所ビル、商業施設、ホテル、学校、図書館、公民館、博物館(美術館)、病院、高齢者施設などのテーマについて書かれています。
今の時期に基礎知識として満遍なく読んでおき、課題発表後にテーマだけを詳しく読み込めば万全と思われます。
令和5年度の「図書館」もしっかり書いてあります。12ページに基礎知識をコンパクトにまとめてあります。
最後のページには「ここが大事!」として、図書館設計で重要なキーワードがまとめてあります。ここだけでも読んでおけば、試験で助かった部分もあるのではないかと思います。
この時期、製図の勉強として何をすべきか悩んでいるようでしたら、お勧めします。
記述の勉強を始めるなら、こちらのテキストも見てみてください。
©️2023一級建築士記述研究所