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一級建築士試験勉強に役立つ本の紹介⑰

こんにちは、記述研究所の源です。
今日は令和5年度製図試験の課題「図書館」に関する本です。

図書館設計に関する本を集めてみました。

初年度で学科を通過した方は、今このような本を読んでも、消化不良になるので学校の課題に集中するのをお勧めします。

余裕ができた時、図書館設計に関する本を探す場合の参考にしてください。


まずは、この本です。図書館(建築計画・設計シリーズ)です。

この本は建築計画の基礎学習用として執筆されています。図書館を計画するための流れを細かく説明されており、設計の注意点も詳しく書いてあります。

設計事例は22件を約60ページを割いており、単独の公共物件、複合型、大学図書館を紹介しています。

今回紹介する三冊では、最もページ数がある本なので、読むにも時間がかかります。とにかく、詳しく勉強したい場合には、この本があっています。

内容としては2001年の出版であるため、多少、古く感じる部分はあり、事例は2000年以前のものほとんどです。

しかし、設計に関する基本的な部分は普遍なことが多いため、十分、参考にできる内容です。

  • サイズ:A4 141ページ 

  • 出版社:市ヶ谷出版社 

  • 発売日:2001年7月9日


次は、この本です。図書館(建築設計テキスト)です。

この本は大学、高専、工業高校などの製図科目教科書として執筆されています。設計に関する注意点がコンパクトにまとめられています。2015年に執筆されているので、今回、紹介する三冊の中では最も新しい情報で書かれています。

8件の設計事例と1件の設計図面を約40ページ紹介しています。を割いており、単独の公共物件、複合型、大学図書館を紹介しています。ほとんどが2000年以降の物件であり、新しいものが取り扱われています。

三冊の中では、情報の新しさ、コンパクトなボリュームの点から一番お勧めする本です。

  • サイズ:A4 79ページ 一部A3折込

  • 出版社:‎ 彰国社

  • 発売日:2016年1月29日


最後にこの本です。図書館(新建築設計ノート)です。

この本は工業高校の設計製図手引書として執筆されました。
高校生が自主学習するための参考書なので、中身は最も平易に書かれている印象です。

設計事例は9件を約30ページで紹介しています。全てが1980年代の物件なので、古さは否めません。

  • サイズ:A4 72ページ 一部A3折込

  • 出版社:‎ 彰国社

  • 発売日:1989年10月10日


今回は、三冊の図書館設計に関する本を紹介しました。いずれも、少し前に執筆されたものなので、省エネルギーやバリアフリーを強く意識した案件が少なく思います。

この本の中では、全国で初めてZEB Ready認証を取得した長崎県の図書館「ミライon図書館」について書かれています。最新の省エネ事例が読めます。

一部の記事ですので、どこかの本屋で見つけたら読んでみてください。


最新の省エネルギーについて学びたい場合には、この本が参考になりなります。

本日の紹介は以上です。

計画の要点等について勉強方法を探している場合は、こちらもご覧ください。