踊る会議体2

深刻な状況のためか、やや静まり返ったVB6討伐憲章。
重苦しい空気の中ヤマキリ辺境伯がすっと手をあげる。

ヤマキリ辺境伯「魔王の、記憶解析は正しく行えるのですか?」

ギルド長が騎士長のバーンブルーに目配せをする。

バーンブルー「できます。

ただし、正しくとは何をもって正しいとするのか?という点に関してはギョウーム部隊の協力が必要です。

五月雨にPHP化して安全になったスクリーンやチョウヒョーンの浄化作業がこれまで通りできるかを確認していただきます。

浄化作業でこれまで通りの金貨、銀貨が産み出されることも確認してください。」

ヒソヒソ

オレイガイ「ギルド長、浄化作業で金貨、銀貨が産み出されるってどういうことですか?」

ギルド長「我々はバグを退治することでギョウーム部隊から対価をもらうことができる。

それは退治または封印した魔王や魔物から溢れ出る瘴気を浄化すると、金銀に変化するからですね。

もちろん危険な瘴気が産み出されるようなことがあってはいけませんが…。」

マナ「oh!?Amazing! It's so interesting!」

ギルド長「マナ殿の話される英語でしたか?

我々がバグと戦う発を練る時に使う詠唱とほとんど同じ言葉のように思います。

いち早く戦力として活躍してもらえると期待しています。」

マナ「アリガトゴザイマス。」

バーンブルーの説明が終わるとすぐに次々とギョウーム部隊の質問がとぶ。

「今までと同じ手順で浄化できなかったら?」
「時間がかかったら?」
「魔王復活までに間に合わなかったら!?」

その様子をみながら、誰に語るでもなく呟く。

ギルド長「これまで通りに固執するあまり、恐怖心が増えてしまい、希望が見えなくなってしまっている…。」

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英語大事。

システム移行で、今まで通りにしようとするだけってワクワクしないよね。

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