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"デザインのお供"にしたい本 デザイナーのおすすめ3選

こんにちは。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
徳島県吉野川市のデザイン事務所 きらきら工房です。
月1回、デザインについてのアレコレを、ビギナーさんにも分かりやすく解説したコラムを書いていますので、良かったら最後まで楽しんでいってくださいね。




暑くて暑くてたまらない夏も、そろそろ終わり…!?
今年は10月ごろまで暑いというウワサもありますが…
もうそろそろ過ごしやすい気温になってほしいところですよね…(涙)

さて、暦の上でも気象学の上でも「秋」になったようなのですが、外での活動はまだまだ暑い…ということで、「読書の秋」をとりあえず始めていきたいなぁ…などとぼんやり考えています。

突然ですが、皆さんは紙の本派ですか?それとも電子書籍派でしょうか?
私はどちらも好きで、専門書も紙の本と電子書籍が混在している状態です。とはいえ、持ち出すのが便利なので最近は電子書籍が多くなっているような気がします。
電子書籍がセールになるたびにちょこちょこ本を買い集めていて(積読ももちろんあるのですが)「おっ、この本、私だけで楽しむにはもったいない!」と思う本がいくつかたまってきましたので、今回はそんな本を3冊、皆さんにご紹介したいと思います!


おすすめの本3選

ご紹介する3冊とも、紙の本と電子書籍の両方が出ているので、読む形式が選べて便利です!
"ごはんのお供"ならぬ"デザインのお供"本、さっそく見てみましょう!

※今回ご紹介の本は版元ドットコム様で使用不可となっておりましたので、書影は掲載しておりません。各出版社のサイトでご覧ください。


1冊目:"印刷"ってこんなに大変なの!?『いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」』

身の回りにあふれる印刷物に、こんなドラマがあったなんて…!
印刷会社の皆さん、いつも本当にありがとうございます…!

内容

「印刷・広告・紙ものに関わる全ての人が笑えて泣ける、印刷業界マンガの決定版!」というコピーの通り、印刷業界のことがまるっとわかる本。
印刷会社を舞台に、主人公や周りのみんなが奮闘する物語。印刷事故、入稿データの不備に、とんでもない誤植…。印刷の現場はトラブルだらけ!
今まで知らなかった「印刷の世界」を漫画で知れる、楽しく頼もしい1冊です!
(コワいけれど頼れる職人さんたちの活躍も必見です!)

おすすめポイント

私は職業上印刷を発注することが多いので、印刷会社の大変さを想像することはよくあるのですが、まさかこんなに大変だなんて…!!
印刷業界の方にはもちろん、デザイナーやデザイナーを目指す人、印刷を発注したい人、いろんな業界の中を覗いてみたい人など、いろんな人におすすめの1冊です。
各ページの端に掲載されている「印刷の基本用語」と「絶滅系印刷用語」は、それだけで専門書1冊作れるのでは?と思えるくらいの情報で、漫画と併せて印刷の知識も深められる おすすめポイントです!

ここから余談。私がこの本を知ったきっかけは、たまたま聞いていたラジオでした。何の番組だったか、本紹介のコーナーで作者さんが自らPRしていらっしゃいました。そのときラジオを聞いてなかったら出会えてなかったかもしれない…。偶然ってすごい!


【GetNavi webで連載中】
1話から最新話まで読むことができます!


【著者・奈良裕己さんの紹介note】
著者さんのnoteでも紹介されています!ぜひご覧ください。


情報

「いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」」
著者・編者:奈良裕己
発行:ONE PUBLISHING
定価:¥1,320(税込)
発売日:2021年06月24日
判型/ページ数:A5/164ページ
ISBN:9784651201214
https://one-publishing.co.jp/books/9784651201214/


2冊目:初級~マニアックな知識を1冊で!『伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく』

タイトル通り、「一生使えるデザインの知識」が詰まっています。
デザイン初心者から、中級、上級へとステップアップするときも、ずーっとそばで見守っていてくれる1冊です。

内容

イチからデザインを始めるときに、絶対に身に付けておきたい知識から順に紹介してくれます。
デザインがもつ「伝える力」を、下記の8項目に分けて、わかりやすく教えてくれる1冊です!

伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく(武田 英志)|翔泳社の本
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798161006

おすすめポイント

このコラムでも何度かご紹介している本「デザイナーじゃないのに!」は、ビギナーさんやノンデザイナーさんに超絶おすすめの1冊なんですが、「伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく」は初級~上級まで広くカバーしている1冊です。
上記の両方を持っていれば、「デザインの四大原則もだいぶ使いこなせるようになってきたし、もっとステップアップしたいな」というときに力になってくれること間違いなし!
デザインに行き詰まったとき、この本を開いて眺めているだけで、知識のおさらいをしながら新たなことに気付けるのではないでしょうか。

情報

「伝わるデザインの授業 一生使える8つの力が身につく」
武田 英志 著
発行:翔泳社
定価:1,980円(本体1,800円+税10%)
発売日:2020年11月09日
判型/ページ数:B5変形/224ページ
ISBN:9784798161006
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798161006


3冊目:知るほどコワイ!?『サクッと学べるデザイン心理法則108』

日常にちりばめられた「デザイン心理法則」で、私たちの購買意欲はコントロールされている…のかもしれません…!
「日常に関わる心理学に興味がある」という人にも、「自分のビジネスに応用したい」という人にも、知っていて損のない情報が満載の1冊です。

内容

私たちが日常の中で目にしている・耳にしている広告には、たくさんの心理学が使われています。
どの場面で、どんな心理学が使われているのか、たくさんの例を交えながら教えてくれる1冊です。

おすすめポイント

いろいろな心理効果の使用例に加えて、それぞれの心理効果の解説や、図工や美術の教科書で見たことがあるような錯視効果、色彩効果、そしてこのコラムでも頻出の「デザインの四大原則」を含むレイアウトの法則が紹介されている1冊。
以前ご紹介した本「ポチらせる文章術」にも通じる部分があり、デザインだけでなくキャッチコピーにも応用できるテクニックが満載です!
最近よく見かける悪徳なWEB広告や動画広告にも心理法則がふんだんに使われているので、「知っておくだけでだまされにくくなる」という点もおすすめポイント!
私たちが感じる「欲しい!」という気持ちは、「純粋に商品が欲しい」のか、それとも「欲しいと思わされている」のか、一体どちらなのでしょうか…。


【関連する過去のコラム】


情報

「サクッと学べるデザイン心理法則108」
321web(三井 将之) 著
発行:翔泳社
定価:1,848円(本体1,680円+税10%)
発売日:2023年02月06日
仕様:四六・152ページ
ISBN:978-4-7981-7577-5
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798175775


まとめ

"デザインのお供"本、いかがでしたでしょうか。
どの本も内容が詰まった"濃い"1冊なので、「読書の秋」にぴったりです!

子どもの頃、学校の勉強はいつも「楽しくない」「おもしろくない」と思っていたのですが、大人になってみると「もっとちゃんと勉強しておけばよかったなぁ…」と思うことってありませんか?
私は日本史を知らなさ過ぎて(ちゃんと授業を聞いてなかったんでしょうね…)、今になって「あーあ、日本史知ってればもっと楽しめたんだろうなぁ」と思う場面が意外とあります(笑)
今、人と話していてもテレビを見ていても、新しい知識を身に付ける瞬間がすごく楽しいと感じています。刺激の少ない大人にとって、「知らないことを知る」というのは、もしかしたら子どもの頃より楽しめるのかもしれませんね!
そんなふうに、「知らないことを知ってみよう」という感覚で、今回ご紹介した本を読んでくださる方がいたなら嬉しい限りです!

それでは、次回もお楽しみに!




徳島県吉野川市のデザイン事務所 きらきら工房

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