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低学年で探究を共有する工夫

先日、低学年の子たちと「液体分類ゲーム(※)」をやっていた時のこと。

※ビンに入った10種類以上の液体を、ビンの外側から分かる性質によって分類し、それぞれのグループがどのように分類したかクイズを出し合う。

GEMS『液体の探検』に含まれるアクティビティ

見学に来ていた学校の先生から、
「アクティブラーニングに取り組んでいるが、探究をした後に、特に低学年で共有をどうするか迷っていたんです。でも、こういう風にモノがあると、低学年でも探究が共有できますね!」
と感想をいただきました。

その先生がおっしゃるには、低学年でも探究は盛り上がるけれど、何を発見したか、何が分かったかという共有のフェーズになると、言葉や図にするのに詰まってしまうことがある、とのこと。

GEMSでは、MI理論という、個人の得意不得意を活かした学び方を大切にしていますが、低学年では身体や視覚など右脳的な力が強いお子さんが多いのです。
からだで探究し、発見したことを、言葉や図に落とすのは1つ先のステップとなります。

そこでGEMSの低学年プログラムでは、すべてを言葉にしなくても、分類結果を見ればその子たちの気づきが伝わるような工夫がしてあります。
さらに、お互いに相手の分類を推理しあうことで、本人が説明しなくても回答者側が思考を汲みとろうとしてくれます。

片方が伝える、もう片方が聞くという受動的な形ではなく、伝える人の言いたいことを受け取り手側が自ら掴みにいくという能動的な共有の形がつくれると、低学年でも探究の共有はしやすくなりますよ!

▼MI理論の簡単なまとめ
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