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【贈られた言葉集】フリーランスの大先輩編

私がフリーランスになるにあたって諸先輩方からいただいた金言を、忘れないように記していきます。あくまでも私のケースですが、もしかしたら参考になる人もいるかもしれないので良かったら見てみてください^^

選択・決断に自信が持てない私が頼った人

独立するか!?会社員続けるか!?と頭の中がぐちゃぐちゃだったとき、覚悟を決める上で最もありがたかったアドバイスがある。
Mさんからの言葉だ。
Mさんは経理のスペシャリスト。長年個人で活動しており、多くの企業からオファーを貰っている。自分にも仕事にも誇りをもって業務に当たっていて、とても好きな先輩。
フリーランスになるか迷っていることを相談したところ、意表を突く答えが返ってきた。

「あなた、愛される努力はできる?」

フリーランスになるなら、愛されなさい

愛され…ですか。はっきり言って、得意分野ではない。正直に伝えた。
彼女は笑いながら、これまた正直に言ってくれた。
「うん、苦手そうやね!」

ここからは会話劇では長尺になりすぎるので、要点をまとめるとこうだ。
・経理やシステムエンジニア、デザイナーなどと違い、広報や企画は「目に見えて/今/成果が納品できる」職種ではない
・○○資格何級などのエビデンスを提示しづらい
なので、そもそも契約交渉時に値付けしにくいし、契約しても相手の主観次第でめちゃくちゃ早く解消される可能性もある。

こうした懸念点が挙げられるため、よっぽど「私」を使いたいと思われないと安定しにくい。ということだった。
※これに関しては、「当時の私が当時の能力でやりたいこと」についての見立てだとご理解いただきたい。

そして、こうも言った。
あなたは正しい。でも優しくない。それでも許されてるのは正社員だからなの。

前回の記事で書いたことだが、私は闘争本能が強めだ。そして、細かくてきっちり仕事を進めるのが好きなので、みんなで決めたルールを守らない人や期日を守らない人が、大変苦手だ。
ただ、社会にはそれが不得意な人もいる。

Mさんも私と同じタイプなので、私のイライラは十分に理解してくれた上で説明してくれた。

私がいくら正しかったとしても、私の怒りだけでその人たちはルールを守れるようにならない。
そればかりか、状況を理解していない人からは”いつも怒っててイヤな人だな、仕事しづらいな”と思われ私の方が損をしてしまうう。そして、そんな”イヤな人”でも、正社員では簡単に首を切るなんてできないけれど、業務委託なんてすぐに契約解除できる

だからこそ、特に私には、二重の意味で「愛され力」が大切なんだそうだ。

苦手なことを突き付けてくれたからこそ覚悟が決まった

私は胃が重くなり、ランチしながらの相談だったが大半を残した。
でも、そうやって、そういう世界で生きてきた人の言葉はとても重くて、とてもありがたかった。
ここまで弱点を真正面から突き付けられて「できるのか?」と問われたことで、「あー、ほんとに覚悟しないといけないんだな」と、当たり前のことを本当の意味で受け止めることができた。

Mさんとは今離れて仕事をしているが、いつもこの言葉を思いながら活動している。
本当に感謝している。

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