見出し画像

磐梯熱海さんぽ①五百川と蓬山遊歩道

11月11日は「ポッキーの日」だったようです。
……そうです、実はこの記事は11月11日に書いていました。「三春ダムまで行って戻ってきてないのに、磐梯熱海かああ!」というわたしの謎のこだわりにより、公開延期となったのでした。

「ポッキーの日」とは全く関係ありませんが(本当になーんにも関係なかったり(;^_^)、金曜の夜、ふと「磐梯熱海のケヤキの森に行きたい!」と思いたち、翌日、磐越東線→郡山で乗り継ぎ→磐越西線で磐梯熱海駅へ向かったのでした。

わたしの旅はいつもこのように唐突にはじまるのでした(;^_^

磐梯熱海温泉公式サイト↓

駅から徒歩で「ケヤキの森」へ向かう……ハズでした。

樹齢300年とされるケヤキの群生地へ……行こうと思ったけど、あきらめる

ケヤキの森とは、磐梯熱海の温泉街を流れる五百川の裏山にあたる蓬山(よもぎやま)にある樹齢300年といわれるケヤキの巨木の群生地。なんでも、大変癒される風景が広がっているのだとか。
蓬山の裾野には遊歩道があり、そこからケヤキの森へ至る散策路も整備されています。全長もケヤキの森で400m、蓬山遊歩道も1kmちょっとというところでしょうか。ちょこっと散策にもってこいのスポットなのでした。

しかし、駅の観光案内所に荷物を預ける際、「ケヤキの森へ行こうと思ってるんです」と話したところ、職員さんは顔を曇らせ、「ちょっと言いにくいのですが、実は今はあまりおすすめしていないんですよ」とおっしゃったのでした。

その瞬間、ピン!ときたわたしです。

そ、それは……も、もしかして?

熊が出没するかもしれないので…」

や、やっぱり! 

「また来るよ」じゃないから!

職員さんは、ケヤキの森全体が見渡せる「日本きもの美術館」のカフェをおすすめしてくださったのですが、わたしの目的は紅葉の撮影と歩くことなのですよね。

ご心配をおかけするのは申し訳ないなあと思いつつも、せっかくここまで来たのだから、せめてケヤキの森の手前の蓬山遊歩道くらいは歩きたいと思い、「なにかあったら申し訳ないので、ケヤキの森はあきらめて、蓬山遊歩道を歩いてきます」と伝え、念のため熊鈴をお借りしておでかけしたのでした。

今回は静止を振り切って出かけてしまったわけですが、観光客の安全を第一に考え、町の観光資源であるケヤキの森散策をすすめることなく、むしろ「今は行かないほうがいいですよ」と危険を知らせてくださった観光案内所の職員さんに感謝感謝です。

↓いつかケヤキの森を散策したら、ここのカフェでまったりするんだ♪

そんなワケで、熊鈴を2個(1個は個人所有)を鳴らしながら出発! 磐越西線の線路を越えて、イザ、五百川渓谷と蓬山遊歩道へ!

温泉街を流れる五百川。川沿いには露天風呂を持つ旅館多数あり。「温泉に浸かりながら野趣あふれる五百川の流れを彩る紅葉を眺めてみてはいかがでしょう」とか、何度も書いていますが(仕事で)、まだお湯に浸かったことはありません。いつか体験してみたいと思っております。

五百川沿いの紅葉を眺めていたら、またしても…

そんな話はともかく、紅葉の写真をアップ。
下の写真は、源泉通り(ホテル華の湯やよもぎ埜などが並ぶ通り)沿いの温泉旅館の背後を流れる五百川の風景。

渓流背景に赤く色づいたモミジを撮影。

赤く色づいたモミジをもう1枚

逆光で撮影。なんの葉でしょうか? こちらの紅葉はもう少し先かな? 

五百川に掛かる赤い橋。なかなか風情があります。ここが遊歩道の入り口です。

初秋の日差しが木々の影が落ちて、なかなかステキ。冬の空気が伝わってきそう……と思ったら、橋の向こうにあの看板発見!

やはり今回は無理しないほうがよさそうです。紅葉も見頃は過ぎていそうだし…と自分を納得させつつ、「ケヤキの森には入らないし、少しだけならいいよね」と言い訳して、やっぱり橋を渡ります。いや、ホント、ケヤキの森には入らないから!(と、この時点では思っていました)

さまざまな言語で「クマ注意!」と書かれていたり

蓬山遊歩道をウォーキング

五百川の裏山にあたる蓬山に設けられた遊歩道。蓬山(よもぎやま)というくらいですから、ヨモギが取れる……のでしょうか?(そのへんは不明)

歩道や階段がしっかり整備され、歩きやすいです。

ケヤキの森への入り口。

ああ、ベンチがブレてしまった…

「四阿(あずまや)」へと誘う案内板に惹かれて、行ってみると…

け、結構な階段を上がるはめに…(T-T)
さほど長い階段ではありませんが、結構傾斜が厳しいです。

偶然発見した心惹かれる“水と光のスポット”

四阿までの道は思いのほか大変でしたが、階段近くで下のようなステキな“眺め”に出会いました。

緑のなか、水の流れがあり、管みたいなものが配置されていました(もしかしたら源泉を運ぶ配管なのかも?)。

とにかく緑の梢越しに差し込む光がすばらしいのでした。

こういう風景に出会うと、「ああ、来てよかったなあ」とうれしくなります。すんごい絶景じゃなくても、「こんなところがあったんだ!」という発見や出会いがあるとワクワクします。

夢中で撮影して、動画も撮りまくり(後日アップ予定)、再び蓬山遊歩道へ。落葉の褥を歩きます。

蓬山遊歩道脇に鎮座、源泉神社に参拝

下は蓬山遊歩道沿いに鎮座する源泉神社。源泉だけでなく、大山積大神(おおやまつみのおおかみ)や豊受姫命(とようけのひめのみこと)も祀られています。
(神社の由緒は、後日別記事でアップ予定)

で、このあと、わたしは約束をやぶり、「やっぱ少しだけ行ってみよう」と禁断のケヤキの森散策路へと、ほんの少しだけ足を踏み入れてしまったのでした。

でも、何かあったら、「行かないほうがいいですよ」と止めてくださった職員さんや周囲の皆さんにご迷惑をかけてしまいます。そう思うと、やっぱり全行程歩き気にはなれず、少しだけ歩いて戻ったのでした(だけど、歩いてみたんかい!)

少しだけ歩いてみた「ケヤキの森」の記事は、次の投稿で!

五百川沿いで見つけた”小さな滝”

源泉神社に参拝し、禁断のケヤキの森にもちょっとだけ足を踏み入れ、満足したわたしは、以前から気になっていた源泉通り沿いを西に向かって歩いてみることにしました。

五百川の裏山の大部分は国有林となっており、一般の人は立ち入り禁止っぽいのですが、とりあえず数10メートル進むと、こんな光景が目に入ってきました。

2メートルほどでしょうか。小さな滝がありました。木立ち越しに日差しが差し込み、いい感じに♪ 久しぶりに滝の音を聞いて、癒されました。
四阿近くの“水と光のスポット”といい、こうした“発見“があると、うれしくなってしまいますね。

最後にスナップ。磐梯向滝近くの足湯から通りの向かい側の干し柿。

とりあえず赤い実があったら写します。

遊歩道沿いに咲いていたお花。Googleレンズ様によると「ボタンクサギ」だそう。

「磐梯熱海さんぽ②天空のケヤキに会って」に続きます

いただいたサポートの半額は、跋扈するニセアカシアの伐採をはじめ里山保全に取り組む日本野鳥の会郡山支部に寄付いたします。残りの半額は、生態系に関する活動をされている方の取材費(おもに交通費)に使わせていただきますので、サポートよろしくお願いいたしますm(_ _)m