Soichiro Akashi

早稲田大学を卒業後、アクセンチュア株式会社に入社、27歳でマネージャー昇進。その後ワシ…

Soichiro Akashi

早稲田大学を卒業後、アクセンチュア株式会社に入社、27歳でマネージャー昇進。その後ワシントン大学に留学しSAPジャパンに入社、コマツなどと合弁会社ランドログを立ち上げ、最高デジタル責任者(CDO)に着任。また、ライオンのビジネスインキュベーター、不動産スタートアップのIoT顧問。

最近の記事

老舗企業の現場社員こそ主役!

今朝の日経電子版に参画しているプロジェクトの記事が掲載されました。 仕事で家事が回らないママ、大企業で副業禁止されている社員、新規事業を任されて悪戦苦闘している担当者の皆様、気持ちがわかりすぎるので、助け合っていきましょう。記事の感想大募集! さて、ライオン社の新規事業「ご近所シェフトモ」は、ご近所の飲食店が夕飯を作ってくれる夕飯テイクアウトサービス。都内で働くママを救う、コロナ禍で売上が落ちる飲食店を救う、時代に合ったサービスだ。 私は副業社員として参画し、日経の記事

    • 社内起業プログラムのおもしろみとは?

      昨今、大企業に社内起業プログラムがあることも珍しくない。大企業に所属しながら起業に挑戦できる仕組みにより、事業硬直化した社内に風穴を開けようと多くの企業が腐心している。 この仕組み自体は会社間であまり代わり映えはないが、問題はこの仕組みにエントリーする気概を持つ社員が少ないケースだ。 その"社内起業予備軍"に対するエールを求められるケースが増えてきたので、ある回答(一部修正)を記載しておこうと思う。 Q.あかしさんが考える、社内起業のおもしろみとは?? A.社内起業は

      • 副業・兼業は間違い?複業によるキャリア形成

        自分は多くの仕事に従事している。 ①(本籍)SAPジャパン ミッドマーケットデジタルエコシステム ②(出向)ランドログ チーフデジタルオフィサー(コマツとの合弁会社) ③(副業)ライオン ビジネスインキュベーター(ビズリーチ1,649名から選定) ④(顧問)エストアンドカンパニー(不動産スタートアップ) 昨今の"副業・兼業"の流れは今後も加速していくと思っている。 大企業に就職し、大企業の名前で仕事をし、大企業の所属部署でしか価値を発揮できないというキャリア形成は

        • DX人材とIT人材の違い云々言ってる世代

          日経の記事で「??」みたいなことがしばしばあるんだけど。 「DX人材とIT人材の違いは?」とか、「乗り遅れないようにDXしなきゃ!」とか、手段が目的になっとる気が。 どうやったら”すぐ正解を求め正しく遂行せんとする人々”のマインドを変えることができるのか。 でもこれ言ってる人々、大半が世の管理職のおじさんたちだから、厄介なんですよね。そのうち、”DXベンダー”と"ITベンダー"の違いは?とか議論始めちゃいそうな勢いすら感じる。 そんな中、従来型ウィルスと変異型ウィルス

        老舗企業の現場社員こそ主役!

          正しくやることと、正しいことをすることの違い

          失敗が許されず、正しくやれと言われることが多すぎる。 「オーディナリー・ケイパビリティ」というらしいが、効率性を重視する日本企業に広く蔓延っている概念だ。大企業っぽい 一方、「ダイナミック・ケイパビリティ」が日本企業には欠けており、変革できずにいるとのこと。正しいことをする能力が欠けてると 正しいことをした結果、失敗しても、それは評価に値するべきだと思っている。ナイスチャレンジ。特に不確実性が伴いイノベーションが求められる事業開発では尚更だ。 しかし、世の中間管理職は

          正しくやることと、正しいことをすることの違い

          はみ出し者が評価されない人事組織問題

          そもそも評価なんて気にしている人が新規事業するなって話ではあるが、根深い人事組織の問題があるので。 大前提として人材の流動化は社会全体としては生産性のボトムアップにつながる。また、人材のダイバーシティが組織力を高める。 例えば、大企業にはスタートアップ的な人材が足りていないし、中小企業にはデジタル人材が足りていないことは明らかで、そういった人材が行き来することは社会全体にとってはいいことだ。 一方、大企業におけるDX推進者、新規事業担当者、スタートアップへの出向者などを

          はみ出し者が評価されない人事組織問題

          許容することができない大企業?

          私は結構根に持つタイプだ。この記事を書くにあたって色々走馬灯のように思い浮かぶ”根に持った”言葉がある。 数年前、あるスタートアップの方にこう言われたことがある。 「大企業の新規事業って、所詮お遊びだよね」 確かにそうかもしれない、当時はそう思った。 スタートアップのようにゼロから何かを生み出し、リスクをとって挑戦する人たちを本当に尊敬しているし、世界を変えてほしいと願っている。 一方で、大企業に勤めながら守るものを守り、新規事業を立ち上げ推進していくこともまた壮大

          許容することができない大企業?

          しくじり先生であり続けること

          人が哺乳類として最も優れていること、それは学ぶことだ。人は学ぶことで同じ過ちを繰り返さず、昨日より今日、日々進化してよりよい世界を創っていくことができる。それには年齢は全く関係ない。 そして人は学ぶことに対価を支払うようになった。先生、指導者、コンサルタント、過去の歴史や事例を学びそれに対価を支払うことで皆が思う。 「自分は失敗したくない(だから学びに対価支払ってる)」 素晴らしいことだ。余談だが私の母は50を超えてこれから通信制の大学に通おうとしている。(ほんとスゴイ

          しくじり先生であり続けること