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ハイドロゲルのルービックキューブ

自由に組み替えられる、ハイドロゲルの立方体で作ったルービックキューブ。
テキサス大学と香港科技大学の共同研究チームが発表しました(8月7日に「Journal Advanced Materials」という雑誌に掲載。)
動画を見た方が分かり易いと思います。

面白い発想ですね。
このルービックキューブ、遊ぶことを目的に作られたわけではありません。
研究チームによると、生体情報を保存することを目的としているそうです。
例えば「皮膚に接触させると色が変わり、血糖値などが分かるセンサー」や「色と構造の組み合わせで情報を保存できるQRコード」として使える可能性があるそうです。

立方体のゲルは弱い結合で接着し、24時間経過すると完全にくっついてしまうそうです。でも、接着直後は動画のように何度も剥がして着けることができます。
公開されているフリーの概要部分では、詳しいメカニズムは分かりませんでした。使用されている物質から、おそらく水素結合で弱く接着していると考えられます。時間経過で完全にくっつくところが面白いですね。

個人的には、玩具でも良いんじゃないかと思いました。

そういえば、先日作ったナタデココスライム。

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少し工夫すれば弱く接着できると思うんです。
ルービックキューブのようになるかもしれない。
出来るかわかりませんが、挑戦してみたいですね。

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