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活性化エネルギー

活性化エネルギーとは

活性化エネルギーは、化学反応を進めるために必要な最小限のエネルギーです。
このエネルギーがないと、反応物(出発物質)が生成物(反応の結果としてできる物質)に変わることができません。

活性化エネルギーは「エネルギーの壁」や「障害物」のようなものと考えると分かりやすいです。この壁を越えるために、反応物は一定のエネルギーを持っている必要があります。

以下の図のように、活性化エネルギーを超えないと反応は進みません。活性化エネルギーを超えなければ、初期状態のままです。

活性化エネルギーを表したエネルギープロファイル図

既に図に表記していますが、この壁となるエネルギーを下げる方法があります。
それが触媒です。
触媒は活性化エネルギーを下げ、反応を目的の方向に進みやすくしてくれます(触媒は反応の前後で状態が変わりません)。
化学反応を行うときには触媒が欠かせません。

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