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たのしいラーメンやさん(知育菓子)

知育菓子シリーズ。今回はクラシエフーズの「たのしいラーメンやさん」です。

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裏面には作り方が載っています。色々な工夫が詰まっているのが見るだけで分かり、作る前から楽しみです。さっそく作ってみましょう。

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中身はこんな感じで、最初にトレイをハサミで4つに切り離します。

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まず、キャンディを袋から取り出し、「しぼりぶくろ」表面のガイドに合わせてナルトとたまごの分を千切って分けます。
そして、残りを写真のように二つに分けます。これでギョーザを作ります。
ちなみに、キャンディは水あめです。

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二つともガイドに合わせて広げます。
*しぼりぶくろは後でラーメンをつくるときにまた使います。捨てないで下さい。

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ギョーザの型に合わせ、くぼみに「シュワシュワのもと」を入れます。

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そのまま、中身をこぼさないように端をくっつけたらギョーザの完成です。
もう一方も型に合わせ、「ひえひえのもと」を入れて閉じます。

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二つのトレイに内側の線まで水を入れ、それぞれ「めんのもと」と「スープのもと」を入れます。

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「しぼりぶくろ」の端に爪楊枝で穴を開け、「めんのもと」の水溶液を入れます(粘性が高いので、フォークで袋にかき出してください)。

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袋の口をねじって指でおさえ、爪楊枝で開けた穴から「めんのもと」を絞り出します。
「めんのもと」はスープの中で瞬時にゲル化して麺になります。
これは、人工イクラと同じ原理を利用しています。
作り方には少しコツが必要です。「めんのもと」は少し絞り出した程度では下に落ちていきません。
ある程度勢いよく出し、円を描くようにして作ります。
上手くやると、動画のような感じになります。

難しい時は、絞り出した部分を液面につけるとやり易いです。
*袋の口に液がつかないように注意して下さい。

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そして、最初に作ったナルトとたまご用のキャンディを型に押し付けます。
たまごには残った「めんのもと」をくぼみにのせます。

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完成です!
ラーメンはパイン味で美味しいです。
ギョーザの方はなんと言えば良いのか、子供の頃よくこんな味のお菓子を食べたなぁという感じです(^^;)
クラシエフーズさんは子供の味覚や好みに配慮しているメーカーなので、作り方や見た目も含めて子供たちに合ったものになっています。
「ねるねるねるね」がそうですね。

今回のラーメンは乳酸カルシウム水溶液中でアルギン酸ナトリウムをゲル化させる「人口イクラ」の原理を利用したものです。

詳細な原理は過去の記事に譲ります。
アルギン酸ナトリウムは水に溶かし難いため、短時間で作るには工夫が必要です。おそらく、アルギン酸ナトリウムの濃度を低くして溶け易くしていると推測されます。その分低くなった粘度をデン粉やゼラチンでカバーし、麺を作り易くしているんでしょう。
人工イクラを綺麗な麺状にするのは簡単ではありませんが、袋から絞り出す方法と、水溶液の粘度を調整することで作り易くしています。
適切な条件が見つかるまで、試行錯誤を繰り返したんでしょうね。

子供も大人も楽しめる「たのしいラーメンやさん」でした。



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