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スライム風船作り

スライムをストローで膨らませて作る風船。
何度かご紹介していますが、結構難しいです。

そこで、今回はもう少し作り易い方法に挑戦してみます。

例によって(?)よく伸びるバルーンスライムのりを使います。
まず、バルーンスライムのり:水=1:1の割合で混ぜます。
今回はそれぞれ50mlずつ混合しました。
ついでに、水に青色の水彩絵の具を混ぜました。

ここに、約4%のホウ砂水溶液を少しずつ加えながら混ぜます。
加える量は10mlくらいです。

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すぐにゲル化してスライムができます。

同じ処方で普通の洗濯糊スライムも作りました。
こちらは黄色にしてみました。

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洗濯糊のスライムはあまり伸びません。

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対して、バルーンスライム糊で作ったスライムはよく伸びます。
切れにくいので、風船を作り易いです。

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では、膨らませてみましょう。

手で持ってやるのは高難度なので、ペットボトルのふたに少量のせ、そこにストローを差し込みます。
このとき、ストローとスライムの境界を手でつかみ、隙間が出来ないようにするのがコツです。

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そして、少し勢いよく吹きます。
シャボン玉より膨らみ難いので、なかなか膨らまないときは思い切って強く吹いてください。
と言っても、強く吹きすぎると割れてしまうので、加減が難しいです。
何度も試行錯誤することで、ちょうど良い加減を掴むことができます。
なので、上手く行かなくてもあせらず、吹き方を変えながら風船作りに挑戦してみてください。

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上手く膨らみました。
単に手で持って吹くよりも簡単です。
しかし、少しやり易くなった程度で、やはり難しいのに変わりはありません。

今度はタッパーのふたにスライムを広げます。

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端からストローを差し込み、息を吹きかけます。
先ほどと同様、ストローとスライムの間に隙間が出来ないよう、根元を持って膨らませます。

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このやり方の方が成功率は高いです。
出来る限り薄くスライムを広げた方が良いんですが、
あまりにも薄いと破れやすくなるので、
何度かためして丁度良い厚さを探してください。

考えてみると、これはゲルで出来た風船なんですよね。
薄い膜が広がっているので、ゲルに見えませんが、れっきとしたゲル膜の風船です。

そして、光るスライムでもやってみました。
グァーガムとホウ砂でゲル化させたものです。
他に、グリセリンと蓄光材が入っています。

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バルーンスライムほどではありませんが、よく伸びます。
グァーガムのスライムは触感も良いので、単純にこねて伸ばすだけで楽しいです。

バルーンスライムよりも硬いので、膨らませるのは大変です。
そこそこ肺活量が必要なので、小さなお子さんには難しいかもしれません。

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なんとか膨らみました。
光るスライム風船ですが、膨らんだ部分は薄くなって蓄光剤の量が減っているため、あまり光りませんw

硬めのゲルなので、バルーンスライムよりも割れやすく、長続きしません。
無理に膨らまそうとせずに、伸ばしたり、形を作ったりして遊んだ方良いと思います。

洗濯糊で作るときは、水の量を多くすることである程度伸びるスライムにすることができます。
それでも、バルーンスライムより伸びないため膨らませるのは難しいです。

やはり、スライム風船を作るならバルーンスライムですね。
今回ご紹介したように、グァーガムでも作れますが、硬くて膨らますのが大変なため、あまりお勧めしません。

ちなみに、大きなバットを使えば大きなスライム風船を作ることが可能です。

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写真の大きな風船ドームは2年くらい前に作ったものです。
100円ショップで売っていたバルーンスライムを使いました。
もし挑戦するときは、割れたときに目に入らないよう、メガネをかけてやった方が良いかもしれません。
滅多に起きないと思いますが、一応安全のため、ゴーグル・安いPC用メガネなどをつけてやることをお勧めします。
僕はPC用メガネをつけてやりました(^^;)

そういえば、以下のような商品もあります。

実際に購入して試してみましたが、難易度は変わりません。
やはり風船を作るのは難しいです(ちなみに、あまり光りませんw)。
ただ、洗濯のりで作るスライムよりは作り易いと感じました。

以下のバルーンスライム用のPVAのりで作るのが一番ですね。
自分で水や加えるホウ砂水溶液の量を調節できるので、手間はかかりますが、最適な伸びと柔らかさのスライムを追求出来ます。



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