入試問題にチャレンジ!

2018年中央経済
問6 律令制に関する次の記述a~eについて,正しい記述を組み合わせたものを,下のア~オから1つ選び,その記号をマークしなさい。

a 太政大臣は太政官における最高の官職であったが,常置の職ではなかった。
b 中務省では詔勅の作成などの政務が行われた。
c 国府,左・右近衛府,左・右兵衛府を総称して五衛府といった。
d 位階は正一位から従八位下までの30階に分けられていた。
e 地方には国・郡・荘の行政区が置かれ,国司・郡司・荘司が任命された。

ア a b イ a e ウ b c エ c d オ d e

アが正解。五衛府は左右兵衛府・左右衛士府と衛門府。位階は正一位から 少初位下(しょうそいのげ)までの30階。荘ではなく里。

718年には 2 らが中心となって編さんした養老律令もつくられた。

問7 空欄 2 に当てはまる人物の娘は文武天皇の夫人となった。当てはまる名前(姓名を記すこと)を記しなさい。

藤原不比等。

史料
  3 の事
一,当寺の相承は,開発領主沙弥⑥寿妙嫡々相伝の次第なり。
一,寿妙の末流高方の時,権威を借らむがために,実政卿を以て 4 と号し,年貢四百石を以て割き分ち,高方は庄家領掌進退の預所職となる。
一,実政の末流願西微力の間,国衙の乱妨を防がず。この故に願西, 4 の得分二百石を以て,高陽院内親王に 5 す。(中略)其の後,美福門院の御計として御室に進付せらる。これ則ち本家の始めなり。

問8 史料は『東寺百合文書』に収められた文書に記されている,下線部⑥の人物の開発地に関する記事の一部を示したものである。空欄 3 に当てはまる荘園の名称を漢字3文字で記しなさい。

鹿子木。

問9 空欄 4 に当てはまる語句として正しいものを1つ選び,その記号をマークしなさい。
ア 名主 イ 田堵 ウ 受領 エ 院司 オ 領家

オ。

問10 空欄 5 には,開発地の権利の移動を意味する語句が入る。当てはまる語句を漢字2文字で記しなさい。

寄進。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?