芸人が語る「お笑いライブ」の醍醐味～オズワルド畠中～

東京・渋谷に構える、東京よしもとの芸歴9年目以上を中心とした今一番ホットで注目すべき若手芸人が活躍する劇場「ヨシモト∞ホール」は、4月より出演メンバーと公演内容のリニューアルします。

今回、ヨシモト∞ホールで看板芸人として活躍する若手芸人「ムゲンダイレギュラー」20組に、”お笑いライブの醍醐味”をコラム形式でお届けします。

第2回目は「オズワルド・畠中」。
芸人それぞれのお笑いライブの醍醐味をお楽しみください。

初単独ライブ「いちばんおいしいところ」

2017年9月17日に開催した初単独ライブ。「いちばんおいしいところ」これが僕にとって一番の思い出ライブです。

コンビ結成3年。前年のM-1、1回戦落ち。
ファンなんていつも観に来てくださるお馴染みの5人程。
金無し。
彼女無し。
風呂トイレ別じゃ無し。
築45年。
の僕が渋谷無限大ホールで単独ライブが出来るなんて！

その喜びと同時に、漫才5本も新ネタでおろすなんてやった事が無いし、コントも初めて。幕間のVは何をやろうか？そもそも集客はどうする？などなどの不安も山積み。

結局前日の夜中までネタをつくり、まだ固まってないコントも残るまま迎えた本番当日。
高まる緊張。
ネタを覚えきれていない焦り。
めちゃくちゃな土砂降り。
靴下びちゃびちゃ。

ついに夢にまで見た初単独ライブ開演。

一本目の漫才。
ステージに向い客席を眺めると、なんと下から上、右から左までお客さんがびっしり！伊藤の地元千葉の知り合いやら、僕のバイト仲間やら、伊藤の家族やら、伊藤の知り合い達。のみならず初めて僕らを観にきた方も、もちろんいつもの5人もいます。
そして見学の芸人達も立見席にギュウギュウ詰め！

これが全て僕たちを観にきたお客さんなのかと考えた瞬間、
初めて僕は今芸人という職業についてるんだ！
これからもこうして生きていくんだ！
という実感に包まれました。

一本目の漫才を終え、これまでに聞いたことの無い大きな拍手を浴びながら舞台袖にはけると、それはそれは例え用の無い幸福感に包まれました。

そして、その直後の幕間Vがしっかりスベってました。
それはそれはスベってました。
荒削りではあるけど自分たちの好きな物だけを詰めこんでやらせていただいた初単独。

今思えばあの時期が我々オズワルドのいちばんおいしいところだったのかもしれません。

やはり芸人にとっての単独ライブは特別な意味があると思います。
あまり知らない芸人だとしても、何気なく観に行ってみてください。

きっとあなたの人生の「好き」が一つ増えるはずです。

■オズワルドプロフィール
「M-1グランプリ」2019・2020年決勝進出。畠中の独特で奇妙なボケに対して、伊藤が強くツッコまず困惑しながら話を合わせていくスタイルで、独自の世界観へ引き込む。白シャツにサスペンダーが特徴。

■オズワルドINFO

「ルミネtheよしもと」での初単独！

オズワルド単独ライブ「あたらしいとうきょう」
【日時】2021年4月9日(金)　開場18:30／開演19:00／終演20:30
【料金】オンライン￥2,000

オズワルド単独ライブ「あたらしいとうきょう」（4/9　19:00）

【4月16日（金）正午まで販売、4月16日（金）19時まで視聴】

オズワルドさんたら、もう!
【日時】2021年4月10日(土)18:40開場　19:00開演
【会場】ヨシモト∞ドーム　ステージⅠ
【出演者】オズワルド／カナメストーン

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■ヨシモト∞ホールINFO

【ムゲンダイレギュラー20組】

空気階段、オズワルド、うるとらブギーズ、そいつどいつ、ダンビラムーチョ、男性ブランコ、大自然、ダイタク、ゆにばーす、ネルソンズ、サンシャイン、蛙亭、アイロンヘッド、レインボー、ラフレクラン、やさしいズ、スパイク、ダイヤモンド、TEAM BANANA、ZAZY

ヨシモト∞ホール