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【9月号】山あり谷あり渋谷を歩く特別版/神保町篇 ~ぼる塾~

YouTubeチャンネル登録者数11万人を突破、所属する神保町よしもと漫才劇場やテレビでも活躍する女性カルテット・ぼる塾(あんり、きりやはるか、田辺智加、※酒寄希望は現在育休中)。

仕事で忙しい中でも、ランチにこだわりたいという彼女たちとともに、主戦場・神保町にある人気カレー店『ガヴィアル』を訪れました。

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古本とカレー……神保町は香りの街!

ーーカレーのお味はいかがですか?

あんり:ミックスなので、チキンのほかに、エビ、あさりも入っていたんですけど、海鮮の出汁が効いていて、めちゃくちゃおいしかったです。
“夏”はカレーを食べたくなっちゃって、ここ最近家も含めて週2、3でカレーを食べているんですけど、やっぱりお店で食べるカレーって全然違いますね。

田辺:ポークカレーってあまり食べないんですけど、ここのポークはスプーンでスッと切れたんですよ! こんな塊のポークは家で食べられない! 

この店よく来るんですけど、私もともとカレーは家で食べるものだと思っていたんですよ。でも、酒寄さんが、とにかくカレーが好きで、神保町の店とか、いろいろ教えてくれて、そこからカレー好きになりました。お金を出して外で食べるカレーがこんなにおいしいって知らなかったですし、高級感もあって、幸せです……。



はるか:私、辛いの好きなんで辛口を選んだんですけど、辛すぎず、いい塩梅でめちゃくちゃおいしいです。あと、私は2人にくらべて、最近カレー食べていなかったんですよ。2人は食欲がすごいから、なんでも食べるんですけど(笑)。
今日久々に食べて、やっぱおいしいなって思いました。『ガヴィアル』さんみたいな美味しいカレーだったら何杯でも食べられますね!

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ーー劇場のある神保町の印象はいかがですか?



あんり:私たち神保町に来る前は、渋谷(ヨシモト∞ホール)で活動していて、渋谷にもおいしいお店がいっぱいあるなって思っていたんですけど、神保町は知らない店が多くて、新しい発見ができるというか。
カレーばかりじゃなくて、カフェも充実していますし、こんなに神保町に(劇場出番で)通っているのに、行きたい店がまだあるって……私たちにとってはいい街です(笑)。



田辺:そうそう! 一食一食を大事にしているからこそ、妥協をせず、神保町でおいしいお店を探しています。



あんり:流行のオシャレというよりも、“いつまでも続くオシャレ”ってイメージがあります。「神保町に通っています」って聞くだけで、かっこいい(笑)。



田辺:私、漫画が好きなんですけど、いま残念ながら本屋さんがつぶれてしまっている現状で、地元でほしい漫画が買えないんですよ。でも、神保町だったらほしい本がすぐに買えるのも嬉しいです。

はるか:私は、本にあまり興味ないんですけど、歩いていたら本屋さんたくさんあるし、売っている本がめちゃめちゃ安かったりするので、“どんな本なんだろう”って興味もって覗いちゃいます。歩いていると楽しいです!



あんり:古本の匂いもカレーの匂いも好きなので、“香りの街”といってもいいかもしれないですね。

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令和ロマン・くるまとあんりは“後輩あるある”で意気投合?



ーー神保町よしもと漫才劇場のメンバーで仲の良い芸人さんいますか?



あんり:このあいだ初めて一緒にご飯に行って意気投合したのが、令和ロマン(髙比良)くるまくん。私の3年後輩なんですけど、先輩とごはんを食べに行ったとき、“面白い後輩だって思われたすぎて、空まわっちゃう”って話をしたら意気投合して。2人(はるか、田辺)もいたんですけど、取り残すくらい私とくるまで喋りました。

先輩には、おごっていただくのは申し訳ないと思いつつも、分からないこといろいろ聞けるじゃないですか。でも、私は何も教えられない。でも、(くるまとは)そういうプレッシャーを感じずにいられましたし、「こういうのあるよね!」って女子みたいなトークができる貴重な後輩を見つけたなって感覚です。

はるか:9番街レトロなかむらしゅん京極風斗)は仲が良くて、しょっちゅう遊んでくれます。神保町よしもと漫才劇場の楽屋が広くて、よく走り回りたくなるんですけど、走っていると2人が一緒に走って遊んでくれます。

田辺:私は、一期後輩であんりの天敵の世間知らズ西田(さおり)ですね。西田とはお菓子づくりの趣味だとか、紅茶好きだという共通点があって、あまり遊びに連れて行ってあげられてはいないんですけど、もし、私がお金を手にしたら、帝国ホテルのアフタヌーンティーセットをおごってあげたい。
最初、本人に“LINEしちゃおうかな?”って思ったんですけど、そうすると、プレッシャーになるかなと思うし……。

はるか:急に誘って、急に行くのがいいんじゃないですか?

田辺:そうでしょ? 急に誘いたいと思います。今、ここでは言っちゃっていますけど、間接的に“行くよ!”ってことで(笑)。

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ーー神保町でおすすめ芸人さんはいますか?

田辺:3人が袖で見るのはサンタモニカ高橋俊也マイム)ですね。

あんり:最初「ん?」って圧倒される、そいそ~すカメオナベ)は、(雰囲気が)分かってくるとめちゃくちゃ面白いと思います。あとマリーマリー増田光一海老原歩美)は、増田が邪魔なツッコミをすることがあるんですけど(笑)、それぞれが面白くて、おすすめです。

はるか:せみほたる村田優斗大島誠也)の漫才が好きです。見た感じ大島くんがボケっぽいんですけど、村田くんがめちゃくちゃ気持ち悪いことを言うんです。大島くんが「お前気持ち悪りぃんだよ!」ってキレるところが好きです(笑)。

はるかの芸人魂にあんりと田辺が我に返る

ーーぼる塾さんのYouTube大人気ですよね。読者のみなさんにもおすすめできる好きな動画を教えてください。

はるか:『カードゲームで耳と腹を同時に壊しに来る女』の中で『ナンジャモンジャ』っていうカードゲームをしているんですけど、田辺さんがめちゃめちゃ面白い!


あんり:私は、田辺さんのメイク動画『知らない人が田辺さんになるまで』です。田辺さんはいつもかわいくてキレイなんですけど、あのメイク動画の田辺さんがめちゃくちゃ可愛らしいですし、実況していたはるちゃんのマウントにも注目してほしいです。
ずっと幼馴染で近すぎて気づいていなかったんですけど、コメントで『はるちゃんマウントすごくない?』っていうのがあって。


はるか:そもそもマウントがよく分からないんですよね(笑)。

あんり:本人には悪気がないんですよ。でも、(俯瞰的に)もう1回見てみたら、確かにめちゃめちゃマウントとっていて(笑)。その気づきと、本人が無意識でやっているのが面白くて何度も見たくなりますし、メイクで“田辺さん”になっていくかわいらしさも見たいですし……。
あの動画は結構再生回数いっているんですけど(56万回以上)、2万回くらいは私かもしれない(笑)。

田辺:私が納豆巻きを食べている時に、あんりが“それ私のじゃない?”って言ってきた『ある日のぼる塾(楽屋ごはん~移動中)』と、3人で歩いているときに、私とあんりを置いて、はるちゃんがてくてく前を歩く散歩系の動画が好きです。


ーーYouTubeでは、4人目のメンバー・酒寄さんの力も大きいと思います。

あんり:YouTubeもそうですけど、最終的に酒寄さんにネタを見せているので、それがないとネタができないですし、リーダーみたいな感覚です。いまはリーダー不在の状況で頑張っています(笑)。

田辺:私も台本のセリフを酒寄さんに「これ大丈夫?」って聞いちゃいます。じゃないと挑めなくって……。

ーー酒寄さんはYouTubeにご出演されていますが、拝見すると大喜利強そうなイメージがあります。

はるか:大喜利女王ですね(笑)。

あんり:一番お笑い芸人です。

田辺:NSCのとき、木村祐一さんの授業で大喜利があって、年間MVPを獲っていました。何年か後にお会いしたときに、酒寄さんのことは覚えていらっしゃったんですけど、私のことは一切覚えていなくて。

あんり:(キャラクターのある)田辺さんを覚えていなくて、酒寄さんを覚えているなんて実力ですよね。あと、リモート生配信のアーカイブを見て気づいたんですけど、酒寄さんしかちゃんとボケていないんですよ。
この2人(はるかと田辺)は諭す感じなんですけど、酒寄さんだけにはお笑いのツッコミをしている……。(この事実に気づいたとき)震えました。酒寄さんがいてよかったです(笑)。

ーー今後やってみたいことや目標を教えてください。

田辺:個人的には留学してみたいです。

あんり:花嫁修行をしたいです。

はるか:私は、単独ライブですね。

あんり:……ひとつも浮かんでいなかった(笑)。もちろんやりたいんだけどね。

はるか:やるべきだよ!

あんり:言ってくれてありがとう。お笑いを忘れてたわ!

田辺:ほんとよ。(自分の目標に対し)なにが留学よ!(笑)


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ぼる塾
きりやはるか(左)あんり(中)田辺智加(右)酒寄希望(育休中)からなる女性カルテット。
あんりときりやが「しんぼる」、田辺と酒寄が「猫塾」として活動したのち、2019年年末に結成した。


マンゲキ×∞×神保町 presents わちゃフェス2020~よしもと東西若手3劇場の10時間ぶっとおしオンラインフェス!~
9月27日(日)12:00~ 開催


コントが生まれた日~男性ブランコ×ぼる塾~
2020年9月10日(木) 配信開始19:00 配信終了20:00
※見逃し視聴は配信開始から24時間後まで※




■今回のスポット:ガヴィアル

1982年創業の老舗カレー店。28種類の香辛料をブレンドした欧風カレーのメニューの豊富さ、サイドメニュー、オードブルも充実している。
創業時以来、継ぎ足しのソースをベースとした欧風カレーが魅力の同店。
あんりはミックスカレー(1,600円)はるかはシーフードカレー(1,850円)、田辺はポークカレー+チーズ乗せトッピング(1,600円+200円)をそれぞれ注文しました。

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ライター/浜瀬将樹 撮影/映美

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