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マンゲキ芸人座談会~紅しょうが熊元プロレス×カベポスター浜田×きんめ鯛真輝志〜Vol.3

今月の座談会はリアルシェアハウスをしている紅しょうが・熊元プロレス×カベポスター・浜田順平、きんめ鯛・真輝志、3人による、「一緒に暮らす」ということがテーマ。
3回目の今回はさらにシェアしているゆえのルールについて。

――前回に引き続き、住む上でのルールについて語ってほしいんですが、まずはキッチンはいかがですか?

熊元:一応、棚とか分けてるんですけど、基本的に間違えて食べること以外は、あまりルールとかはないですね。ただ、浜順(浜田の呼び名)のハーゲンダッツの問題はありましたけど。

浜田:未だに!(笑)。僕が熊元さんのハーゲンダッツを間違って食べてしまったんですけど、それを指摘された時の態度が悪かったみたいで熊元さんにめっちゃ怒られたんです。

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熊元:まぁ浜順の性格からして、嘘ついてまで食べるタイプではないんですけど、私が一般的に売られている普通サイズのハーゲンダッツのバニラ味を買って冷凍庫に入れてたんです。それがある日、無くなってて、浜順に「私のアイス、食べたよな?」って聞いたら「あ、それ熊元さんのやったんですね。僕もいつもハーゲンダッツ買ってるから僕だと思って食べちゃいました」って言うたんですよ。
その言い方が、ハーゲンダッツを常備してる、切らしたことないですよ!みたいに受け取れる感じやったんですよ。まぁその時はムカついてるからってのもあったとは思うんですけど、浜田が買うてるのは、箱に入ってる小さめのアソートパックなんで小さいんです! だからいつも食べてるんやったらその大きさの違いくらいわかるし、間違えへんやろと。

真輝志:熊元さんはずっと言うてはるけど、浜順はほんまに間違えたん?

浜田:ほんまに間違うてん。人の物は食べへんもん!

熊元:わざと食べる人じゃないんですけど、間違って食べることはあるんです。

浜田:まぁ……冷蔵庫も一応、それぞれのエリアは決まってるんですけど、自分の場所は把握しているものの、いまだにどこが2人のか覚えてないくらいいい加減で……。袋棚の部分も熊元さんのエリアなのに共用部分だと思い込んでインスタント食品とか使ってたり。

熊元:私は絶対そんなことないんですよ。忘れないし、もし食べるとしたら意図的にしか食べないし(笑)。

浜田:意図的に食べることあるんかい!(笑)。

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熊元:でも袋棚を間違うのも一緒に住みだして2年くらい経ってからやから。

真輝志:そうですよね。

熊元:だから今になってどういうこと?ってなって。それまで間違えてなかったと思ってたんで。

浜田:僕ずっと間違ってたんですよ。まぁそもそも袋棚をあまり使ってなかったこともあるんですけど。

――「ここは浜田エリア」のようなシールとか貼ってなかったんですか?

熊元:貼ってなかったんですけど、間違いを指摘された時点から貼り出しました。

真輝志:何を今さら?って、めっちゃ笑いましたけど(笑)。

浜田:だって2人が決めて「浜順はここやで」って言われただけなんで、真剣に覚えてなくて……。

真輝志:ほんま、浜順は色々忘れてるで。

浜田:基本、無頓着かも。

真輝志:浜順がお米を炊く、それを食べる。でも、残った米を保温にしたまま置いとくやん。で、結局お米の水分が抜けてパキパキになってしまって、それを見つけた僕が処分してた。そういうのが続いたので、ご飯が勿体ないし、もう24時間経ったら、僕が食べるってことにしたんです。

そしたらある日、いつものようにパキパキになりそうやったから食べたんですけど、帰宅した浜順が、なぜかすぐ僕に「米食べた?」って聞いてきたんです。「残ってたから食べたわって」答えたら、怒り口調ではなかったんですけど諭すように「別に食べてもいいけど事前にひとこと言ってくれる方が助かるよ」って言われたんですよ。

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浜田:それは言った気がする。

真輝志:これまでのパキパキのご飯を僕がどうしてたのかなんてことを、一瞬言いかけたんですけど、そこはぐっと飲み込んで「わかった」と。
で、翌日も浜順が米を炊いて食べ残ったご飯が気になってて、一応LINEしておこかなと思ったものの、まあ帰宅したら浜順食べるやろなと思って連絡しなかったんですね。で、しばらくほっといてから「食べたやろ」と思って炊飯器チェックしたら、また保温しっぱなしでご飯がパキパキになってて……。

浜田:多分な、真輝志のパキパキと、僕のパキパキの感覚ちゃうと思うねん。

真輝志:いやそれやったらお互い妥協できるパキパキを共有せなあかんな。

浜田:元々硬めのご飯好きやったりするからパキパキ具合を共有するのは難しいと思うで……。

熊元:何回パキパキ言うねんな! まぁそんなこともあるし、ご飯を炊く量でも3合炊いて余らせる時もあれば、1合でいいかと思ったらみんなご飯食べるみたいなこともあったので今は、とりあえず5合炊いて、余ったら冷凍してますね。その方がみんなも助かるし。

真輝志:冷凍ご飯にしてもらってから確かに助かってます。

熊元:それとなんで冷凍するようになったかっていうと、浜順が割とお米炊く人なんですけど、夕方にライブがあって、夜7時くらいに帰宅すると、それに合わせて炊けるように1合分をセットして出かけてたりするんですよ、で、私らがご飯炊こうと思ったらそれを見つけて、どないしょうかなって思ったことが何度かあったのも理由なんですけどね。

浜田:僕的にはその瞬間にLINEで「私ご飯炊きたいから、一旦予約解除するわな」ってメッセージをくれたらそれで済むという考え方なんですよ。3人のグループLINEでは、僕は割とマメに報告をする方なんで。

真輝志:けど浜順は個人的なLINEメッセージを読まへんことが多いから。

浜田:そうかな。

熊元&真輝志:見てないこと多いな!

浜田:けど、熊元さんも、お弁当とかパンとか持って帰ってきてくれはったりすることがあって、テーブルに置いてくれてたりしますけど、食べていいのか悪いのかがわからなくて。だから置いた時点ですぐにグループLINEでOKかダメっていうのを知らせてくれたらいいのにって思います。

熊元:食べていいんやで。

真輝志:あ、ダメな時もあったじゃないですか。

熊元:あぁ、確かにあったな…。

浜田:でしょ。だから個人のLINEはちょっと置いといて、グループLINEはもうちょっと活用しましょうよ。

熊元:浜順に言われたくないわ!

真輝志:(笑)。これまで何度かシェアハウスのこと一緒に話したりしましたけど、今、初めてちょっと揉めましたね(笑)。

to be continued

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■紅しょうがプロフィール
熊元プロレス(左)、稲田美紀(右)のコンビ。
2014年結成。熊元プロレスの趣味はキス、パチンコ。稲田の特技はおじさんとすぐ仲良くなれる。
2020年 NTV「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」準優勝
■カベポスター プロフィール
NSC大阪36期生の永見大吾(ながみだいご・左)と浜田順平(はまだじゅんぺい・右)のコンビ。2014年結成。
2021年「第六回上方漫才協会大賞」新人賞受賞。
■きんめ鯛 プロフィール
上田だう真輝志のコンビ。
上田だうの特技はUSJ案内、温泉レクチャー(温泉ソムリエ)。
真輝志の特技は空気椅子。
2020年 NHK「第50回NHK上方漫才コンテスト」準優勝

紅しょうがINFO

カベポスターINFO

きんめ鯛INFO

取材・構成/仲谷暢之(アラスカ社)
撮影/田津原理音


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