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青春ってむずかしい 翠星チークダンス・ちろる

初めまして、もう25歳になりました翠星チークダンスちろるです。
文才がないのでわたしらしい文章を楽しんでいただけたらなぁと思います。
不登校だったくせに、高校生の頃の記憶は割と鮮明に覚えています。これはわたしの実話を元にお話を書かせていただきました。
わたしのくせになんか青春ぽいことしてやがります。
話を聞いている友達のセリフは、今のわたしが思っていることだったり、じゃなかったり。
皆様もぜひむずキュンしてください♡笑

「もう高校卒業して、7年かぁ。早いな」

なんか7年も経ってるのになんでこんな時間経ってる気しいひんのやろ?
「そういえば、あんたの高校の時の話聞いたことないな〜どんな感じやったん? 笑」

ん〜入学式の日、出席番号の後ろの子めちゃくちゃイケメンやなぁってチラチラ見てたんやけど、その子が実は幼稚園同じやった男の子で。

「え! なにそれ! 運命すぎんっ!??」
それでその日にわたし声かけてん。
第2みどり幼稚園の山岡くん?って。
ほんじゃあ

「……。は? だれおまえ?」って。笑

「え! 感じワルッwww辛すぎwww」

やろ(笑)わたしも腹たったから毎日声かけてん。じゃあちょっとずつ仲良くなってさ。
「スゴ! 野良猫が懐いた感じ?? 笑笑」
そうそう! ほんでわたしの高校選択授業で音楽か美術取らなあかんのやけど、人前で歌うの意味わからんくて美術取ったんよ。そしたら山岡くんも美術で。
出席番号順やから、もちろん隣で。でもわたし美術ほんっっま苦手やから、

あぁーーーーーーーーってぶっ倒れてたら山岡くんが

「どうしたん? 大丈夫」
「キャーーーー!! なにソレなにソレ! かわいい!!! 笑笑」

可愛いてなんやねんwwまあ苦手なんよって言ったら

「貸して。」って。

山岡くん、美術めっちゃ得意で絵もうまくて、音楽も好きでバンドも組んでるし、そこでギターやってて、ピアノも弾けてさ、
「ハイスペ! スパダリ!?!?」
美術の授業きっかけにすごい仲良なったんよね。

「ハーーー。なんかドキドキするわあ。」


若いって良いよな……笑
「それで! それで!?」
まあそこから美術の授業のたびずーっと喋ってて楽しかったなぁ。苦手やったけどちょっとだけ授業好きになったもん。笑
山岡くんもそれまで人相悪すぎて、女子も仲良い子おらんかったんやけどわたしと仲良くなってから色んな人と仲良くなってたし。

「え、なんかちょっとイヤ〜。」
なんでやねん(笑) ええことやん。わたしは皆と馴染んでるの嬉しかったし。

「そこは嫉妬しといてよ!」
するわけ(笑) まあでも向こうから女子に話しかけたりするのはわたしだけやったからちょっと優越感はあったけど……

「いいねぇ! いいねえ!! 笑笑」
うるさい(笑)CDとかも貸してくれてたなぁ。
BUMP OF CHICKENが好きで。この曲がオススメ!やから聞いて!って。
それで「K」って歌好きになったんよ。ええ歌やから聞いてみて! 笑
「へーダウンロードしてみる♡ あんたの青春の曲〜♡♡ なんか甘酸っぱい高校生活やなぁ! 聞いてるだけで肌潤う」
オバハンすぎるやろ(笑) あ、そういえば文化祭も有志でバンドやってて!

「見にこいよー!」って言われたから見に行ったな
「え! なにそれ! もう絶対告白やん!!!」

……え? いや……何もなかったけど……わたしも別に恋愛感情はなかったし……

「……え? ウソやろ……あんな付き合うフラグ最初からビンビンやったのに!? どういうゆこと!? なんで!? なんで好きじゃないの!? えぇ!? イケメンでなんでもできるのに!?」
だって愛想悪いし、性格ひん曲がって、
「でもあんたには優しいやん!!!!」


ええ……わからん、ほんまにそんなんじゃなかった……


「バカー! 逃した魚はでかいよ! もー! わたしが同じ高校やったら……クソ……」
何に悔しがってんの(笑) そんな簡単に恋愛に発展しいひんよwww
「いやいやいや高校生なんかいっちばん発展するっしょ!!!! もー青春謳歌させるって中々むずかしいな〜。まあでもそれすらも青春か!」
たしかに。あ、そういえばわたし文化祭でバンド見て、山岡くんのバンドメンバーのドラムの子好きになっちゃったんよね。

「ハァーーーーー!? また青いのきたよ! 聞かせろ!!!!! これも美容の一種や!!」

ハハハ(笑) 気が向いたら話すわ。

■翠星チークダンス プロフィール
ちろる木佐凌一朗のコンビ。
ちろるの特技はあざといLINE、ジャニーズの知識、人数分の割り箸を見ずに掴める。
木佐の特技は次にくる漫画の紹介、カズーの演奏、うどんの早食い。
第二回上方漫才協会大賞(2017年)トータルコーディネート賞

翠星チークダンスINFO


著者/翠星チークダンス・ちろる

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