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日本はまんまタイタニック号やな。無責任サラリーマン政治家と官僚が間違う日本のエネルギー政策。

 私自身がずっとサラリーマンをしていたので、悪い意味でのサラリーマンはようわかってるつもりです。今の日本は、政治家も官僚も、ほとんどがその「無責任な悪いサラリーマン」になってるように思いますね。「言われたことしかやらへん」「新しいことは言い出せへん」「まわりに合わせる」、もう何ぼでも出て来そうやわ(笑)。

 そんな思いで今日の産経の杉山大志さん(キヤノングローバル戦略研究所研究主幹)の「正論」を読みました(エネ基計画で日本は自死するな)。今年は「第7次エネルギー基本計画」を出す年になるんやそうです。まあその「計画」が3年おきぐらいに出される、ということ自体がそもそも「官僚的」なんですけどね(笑)。

 このまま放っておいたら間違いなく政府は、とんでもない「計画」を出して、日本が自死する、つまりは滅んでしまうやないか、という話ですね。

 国連気候変動枠組み条約に基づくパリ協定で各国は2025年2月までに、35年のCO2数値目標を提出することとなっている。日本政府は第7次エネルギー基本計画の見直しに着手するが、それと整合性のあるCO2目標を提出する、というのが政府の考えのようだ。
 だがこれは危険極まりない。国際交渉での相場が跳ね上がっているからだ。昨年末のCOP28では35年に世界全体で60%削減(19年比)という数字が打ち出された。それに合わせるとなると、産業に対する死刑宣告に等しい。

 日本政府は自ら、できもせえへん過酷な目標数値を「国際公約」として出して、しかもそれを本気で実現しようと官民ともにシャカリキになるから、めっちゃ危険、それって死刑宣告やんか、ということですね。

 この杉山さんはずっと前から、「地球温暖化」はウソ、ということも言うてはりますね。いまだにそんなことをいう奴は「陰謀論」者やと言う御用学者もおるようですが、杉山さん他、多くの心ある人たちによる根気強い発言により、理解する人が増えて来てると思います。「正論」に戻ります。

 この数年間、EUと米国では左派的な政策を推進する政権が続いてきた。だがここにきて野放図な移民の受け入れに国民の怒りが爆発した。次いで脱炭素政策も、電気自動車の強制や再エネ導入等による国民への負担が明白になるにつれ、怨嗟(えんさ)の声があがっている。米国は今年末に共和党の大統領が選出されれば、トランプ氏であれ誰であれ、パリ協定から離脱し、グリーンディール(脱炭素のこと)を撤廃する。EUでは右派が国政選挙の度に勝つようになっており、今年6月の欧州議会選挙でも躍進するだろう。

 世界ではもう「脱炭素」は「オワコン」になり始めてるわけですね。グローバルサウスに至ってはもう、「はなから拒否した」と書いてはります。おいおい日本、大丈夫か?なんですが、何と。

 翻って、日本はどうか。10年で150兆円のコストを伴うとされる脱炭素の法制化が着々と進んでいる。慣性のついた行政は氷山が現れても方向転換できない巨大船のようだ。このままでは無謀なCO2目標がパリ協定に沿って提出され、7次エネ基で部門別に割り当てられる。一体どうなるか。
 光熱費は高騰し、産業空洞化は加速し、日本経済は沈没する。弱体化した日本は中国の影響力に太刀打ちできず属国となり、言論や政治の自由が制限されるかもしれない。事実上の日本の死である。

 わざわざ150兆円もかけて、日本は死ぬんですよ。ひえーー、あかんやろ、ですね。まさしく「慣性のついた行政は氷山が現れても方向転換できない巨大船のようだ」ですね。いやいやこの「慣性のついた行政」って、最初に書いた「言われたことしかやらへん」「新しいことは言い出せへん」「まわりに合わせる」官僚と政治家ばっかりやからや、と思いますね。あかんわー。タイタニック号やんか。

「沈没するタイタニック」Willy Stöwer 画:Wikipedia

 しかもここ数年、世界の戦争の多発でようわかったことは、日本以外の全世界は、「約束は破るためにある」とでも言えるような「仁義なき世界」になってるということですね。アホですわ、日本。杉山さんは最後に、パリ協定については米国と共に脱退せよ、と書いてはります。トランプさんもずっとそう言うてはりますからね。(パリ協定:2015年12月12日にパリで採択された、気候変動抑制に関する多国間の国際的な協定(合意):Wikipedia)

 そういえば昨日は「もしトラ」のことを書きました。何と先日、訪米の折に麻生さんがトランプさんに会おうとしていたとか(憶測呼んだ自民・麻生太郎氏の訪米 ロックフェラー一族と深い関係…名門介した「奥の院外交」の狙いとは?)。麻生さん自身は一応「名門」ですからね(写真はこちら)。

 結果的に麻生氏はトランプ氏との会談は実現しなかった。だが、同氏の婿であるジャレッド・クシュナー元大統領上級顧問主催の夕食会に招かれたようだ(トランプ氏の娘、イバンカ夫人も同席)。

米議会のイベントで講演する自民党の麻生太郎副総裁=10日、ワシントン

 へえー、クシュナー・イヴァンカとの夕食会に出てたんや。今はもうバイデンとCIAと特捜部に羽交い絞めにされてる状態の岸田くんは、この後しゃぶり尽くされてポイ、とされることでしょう。画像検索でこんなん見つけました。ついこないだ、こんな時代もあったんやなあ(泣)。

米ニューヨークのトランプタワーで、ドナルド・トランプ次期大統領の娘のイヴァンカ・トランプさん(右)とイヴァンカさんの夫ジャレッド・クシュナー氏(右2)の出迎えを受けた安倍晋三首相。内閣官房提供(2016年11月18日提供)。(c)AFP/CABINET SECRETARIAT

 世界はものごっつい勢いで変わってるんやと、しっかり認識することにしましょう。

【文中リンク先URL】
https://www.sankei.com/article/20240118-XV4A6HH36FONHCIZ7EAOKEH244/?871028
https://www.zakzak.co.jp/article/20240116-JZC3OP5PBFMTXGHTPCNZUQR5AY/
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024011100170&g=int
https://www.afpbb.com/articles/-/3108491?pid=18486921&ref=jbpress

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