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ご来場ありがとうございました @O木谷佳昭

こんにちは。劇団ONのO木谷です。


公演終了から1週間が過ぎました。

公演の余韻に浸る間もなく、仕事に忙殺されて一週間が終わり、そしてまた仕事を一所懸命している次第ではあります。

今週はいつZOOM練習だったっけな?土日の練習場所はどこだっけな?とふと頭をよぎっては、「もう終わったんだ・・。」と思い出し、その都度寂しい気持ちになります。

ですが、感傷に浸りすぎる前に、感謝申し上げるためのブログをしたためます。



ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

演劇はお客様があって初めて成立するものだと、あらためて認識させられました。

コロナの蔓延防止が出ている最中の稽古、本番と、我々も自分自身の健康管理には人一倍気を使ってきましたが、

本当に本番前日・当日までどうなるかわからずひやひやしていました。

ですが、その心配は無用になり、無事に参加メンバー全員で舞台を作り上げることができました。

みなさまも、感染が不安な中、ご来場いただきまして、重ねてお礼申し上げます。


今回は神戸アートビレッジセンターという、大学時代の後輩も働いているホールでのお芝居でした。

演劇のしやすい小劇場ということで、舞台に立つ喜びをひとしお感じることができました。

あぁ、演劇っていいなぁ、と本番中でも思ったことを今でも覚えています。

コロナでしんどい状況ではありますが、舞台に立つ・それを生で見る、というかけがえのない機会を大切にしていきたいですね。



役者として。

マスク練習に慣れていると、口元の芝居が雑になっていることに小屋入りするまで気づけませんでした。

それに、マスクを外すとなぜかよく噛む・・・。やはり口の動かし方がマスクのありなしで異なるからでしょう。

さらに、本番は焦ってしかたがなかったです。慣れてないもので、お客様が入るとかなり緊張しました。

スタニスラフスキーシステムの「相手の役に集中する・キャッチボールをしっかり考える・自分の心情の変化に集中する」ということを

本番中何度も心掛けました。そうしなければ、セリフがどっかに飛んで行ってしまいそうで恐怖感が常にあり、役者のブランクの長さを実感しました。涙

でも、楽しい瞬間もたくさんありました。

自分に視線が集まるときの演技や、笑いを取る演技、単サスからの暗転、などは、実際舞台に立つからこそ味わえる素晴らしい瞬間だと思いました。

役者同士との掛け合いや、殴り合い?なども、舞台上で通じ合える瞬間、楽しいですよね、こういうことを味わわせてくれる演劇って。



照明オペとして。

オペとしては細かいミスはありましたが、照明卓を触れるだけでも嬉しくてテンション上がるタイプなので問題なしです。

卓によってフェーダーの指への吸い付き具合が異なるんですけど、そのあたりを共感してくれる照明さんはどれくらいいるのか。。。

カブックは星2つ(5つ中)かな・・・。笑すみません、個人的好みなので許してください。

ソースフォーもしっかりキマり、♯00の使い方もよかったのでは、と満足しています。

カラーフィルター貸してくれたはちの巣座さん、ありがとうございました。



舞台監督として。

体がちぎれるかと思いました。

他の劇団さんもこんな感じなんですかね、舞台監督って。

20時までの練習後の夜に車で大学巡り、など、常軌を逸した行動だったと、よくできたなと、今になって思います。

自分が働きすぎるのを棚に上げたとしても、人使いの荒い劇団になってしまって申し訳ないと反省しております。

今回の劇団員の中で、役職が一つだけの人はほぼいません。役者と照明オペ、とか普通にいます。

それでもあれだけの素敵な舞台を作り上げてくれたので、劇団員の持っている力は本当に素晴らしいです。

人使いは荒いかもしれませんが、みんなで協力して作り上げていっている感はほかの劇団に負けないと思います(良いように言えば)。

仕込みやバラシも事件事故なく終えられたのがよかったです。


そしてなんと終演後~バラシの間に劇団員からお花をいただきました!!!!!ありがたい!!!!

人生でこんなに大切にしたい花束をもらったのは初めてだったので、いつもは飾ったりしないんですが、今回ばかりは飾りました。

それがこれ!





くそ社会人ですね。すみません。

いや、花瓶なんてないですよ男の一人暮らしの家に!!!!

ちゃんと洗って水替え等はしてるのでご勘弁を。(1週間たったらさすがに萎れてきた涙)

皆さんありがとうございます!粋な計らいをありがとう。



劇団員に伝えるブログみたいになってしまいましたね。すみません。



第4回公演はフィルタリングという脚本をやらせてもらいました。

現役教師がやるにはかなり「チャレンジ」な芝居であったと思います。

でも、だからこそ伝えられるものがあると信じてやってきました。

自分なりには「尾野」の人間の中身を理解し、表現しようと進めてきましたが、うまくお客様に伝えられたでしょうか。

人間模様を描く脚本はやはり好きです。おもしろい。勢いとパワーの芝居も観るのは好きですが、自分がやるのはちょっと苦手かな。


この芝居を通して、劇団ONらしさ、勢いを・繊細さを・センスを、感じ取ってもらえてたらうれしいです。



最後に。

参加していただいた皆さん、本当にありがとうございました。

神戸大学のみならず、他大学の演劇に携わっている人たち、同業の方・などなど、多くの劇団員とともに楽しく、充実した日々を駆け抜けることができました。

みなさんのおかげで、自分も役割も全うすることができました。

本当にありがとうございました。

仲間に恵まれる劇団ON、これからも活動は続けてまいりますので、どうぞご支援のほど、よろしくお願いいたします。

ありがとうございました。

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