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ONメン紹介⑩ 鳴海遥真 by西田かをる


なるにーの紹介を担当することになりました。西田かをるです。この前こんな会話をしました。

わたし「ブログの他己紹介、私、なるにーの担当やねんけどおもしろくない?」
O木谷「おもろい」

なにがおもしろいかは不明。

ですが、なるにーの紹介、となると、ちょっと気負います。気合い入れて書きます。
彼は前回公演、7ストーリーズから参加してくれています。当時彼は神戸大学演劇研究会はちの巣座に所属していた大学生で、短期留学にも行ってました。大学生っぽーい。
でも、そんな彼も今となっては多忙な社会人。劇団ONの練習も、仕事の合間を縫って参加してくれています。ついでに言うと、前回公演のときは劇団ONのなかでは若者(大学生)のうちの1人だったのに、今回はO木谷、私に次ぐ年長者で、名実ともに「なる兄」って感じです。でもいまももちろん若いよ!

彼が7ストーリーズに参加してくれたきっかけは、彼の先輩にあたるやまけんが誘ったことだったと思うのですが、そのとき、なるにーがやまけんに「O木谷さんと西田さんがはちの巣座時代に参加していた公演を教えてください」と言っていたのが印象的です。「試されている…!」と思いましたね。彼からすれば、劇団ONなんて得体の知れない劇団だったのですから、どんな芝居をする劇団なのか、情報収集したいという気持ちがあって当たり前なのですが。
それがあって、いまでも演出の場では「ちょっと下手なこと言えないな」という感じです。※別に彼が怖いわけではありません

彼と、脚本のテーマだったり、役の心情を考えたりすることはとても楽しいです。深く真摯に、脚本に、役に向き合ってくれているなと思っています。そして、自我はしっかりありながらも、他者の意見も受け入れてくれる寛容さがあります。「大人だなー」と思います。ほんと、「なる兄」って感じです。
彼は、7ストーリーズのときから、たいへん魅力的な役者さんでした。彼の演技をみたのは、役決めのオーディションのときが初めてでしたが、ほかの役者勢が「やりたい」と一番人気の集中していた役を、他でもない彼にお願いすることにしました。正直ほかの役者にお願いするパターンもいろいろ考えたのですが、私の直感は「やれるのは、なるにーだけだ」と言っていました。
ただ、今回「フィルタリング」では、彼はまったく違う役柄を演じます。実は、私が「フィルタリング」の台本を読んだ時から、「この役はなるにーしかいない」と思って、こちらからオファーを出しました。そして私の思う以上の演技を見せてくれています。どんな演技か…それは3月6日までお楽しみに。

人間としてのなるにーの紹介に戻ります。

彼は、思ったことははっきり表現するタイプ。先輩にも容赦ありません。7ストーリーズの本番後、打ち上げで夜通しカラオケをしていた際、彼は(大学生らしく)パソコンでレポートをカタカタ打っていたのですが(この時点でツッコミ所はありますが無視)、たぶん夜中2時ごろ、やまけんが十八番のTMRコスプレでHOT LIMITを歌い、周りは大ウケしている中、彼は厳しくやまけんに冷たい目線を送っていました。あの目は「全然おもしろくねーよおめぇ」と如実に語っていました。確かにTMRのクオリティは素人レベルを脱してなかったからね。あのときのなるにーの表情を思い出すと、未だにニヤついてしまいます。しかもけっこう鮮明に思い出せます。

さて、最後に、なるにーについて、敢・え・て、本人にインタビューせず、周りの人に聞いてみました。

「なるにーってどんな人?」

・みどり がみ男(7ストーリーズ時のなるにーのあだ名。確か名付け親は彼のお父さん)
・デッキブラシ(同じく7ストーリーズ時の彼の髪がデッキブラシそっくりだった)
・頼りになるけどミステリアスで何考えてるか時々わからない(同意者多数)

これで、彼がどんな人か、とってもよく伝わったと思います!…え、伝わってない?そんな馬鹿な。もっと彼のことが知りたい?うーん、それなら、3月6日の舞台を見てもらえば、いろんなことがわかるかも。
ぜひ劇場に足をお運びください。お待ちしております。


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