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製作ノート(9)京都へ来る旅行者に

劇団衛星プロデューサーの植村です。
最近、目や耳にする日韓関係や国際情勢のニュースは、さすがに心にかかってはいます。なかなかうまく言葉にならないのですが。そういうニュースを朝から見て、その後で、韓国語の勉強をしに先生に会いに行く、というような日々を過ごし、私に何ができるだろうか・・ということを考えます。

例えば、日本に来る韓国からの旅行者や日本に住んでいる人に、どのようにきちんと接することができているのか・・ということも思います。(韓国からに限らず、ですが。)
大仰なことはできなくても、小さなことくらいできたらな・・と思います。

前回、ソウルでの案内表示のことを書きましたが、日本はそこまで親切ですらないかもしれません。(地域にもよるのでしょうが。)

海外から京都に来た旅行者に、笑顔で道案内できるようになろう!という、「あっちこっちプロジェクト」の活動があります。 http://atchikochi.org
道案内の英語を勉強したり、フィールドワークに出かけたりしていて、私も一時期参加させてもらっていました。(最近は忙しくなって、全然顔を出せなくなってしまったのですが。)

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以前、そのフィールドワークに参加したとき、たまたま韓国からの旅行者の方に出会いました。
八坂神社の前で写真を撮ろうとされていたので、その時のリーダーが「写真撮りましょうか?」と英語で話しかけました。が、その韓国人たちは英語があまりわからないようでした。
そういう時に、韓国語で話しかけることができたら・・と感じてました。(当時はまだ韓国語の勉強を始めたばかりで、何も話せませんでした。)

家に帰って、「写真撮りましょうか?」の韓国語だけ、まずは調べて覚えました。
“사진을 찍어 드릴까요?” (サジヌル チゴ ドゥリルカヨ?)

まだ実際に使えたことはありません(苦笑)。

あっちこっちプロジェクトの活動を通して、当時、京都に住んでいた韓国の人と友達になりました。彼女とは、韓国へ行くたびに会うことができています。(街を案内してもらったり、知人の公演を一緒に観に行ったり、笑の内閣の韓国公演で行った時も観に来てくれました。)

彼女をはじめ、韓国の、私の大好きな人たちに、私たちの作品を観てもらいたい。日本が好きで、日本に来て一緒に作品を創りたいと言ってくれた俳優さんたちと、この創作に取り組みたい。
そのために、真面目に素直に、両国のこと、アジアのこと、世界のことを考えたいと思います。

2019年7月29日
劇団衛星プロデューサー 植村純子

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https://dbf.jp/fueki/kaika/200208/

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