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劇団ねこのバロン第3回公演「大人の友情実験室」公演記録(Vol.1)

ご覧いただきありがとうございます。
2024年6月14日(金)〜16日(日)に横浜のSTスポットで上演しました「大人の友情実験室」の公演記録です。備忘録のようなものなので、あまり面白くないかもしれませんが、よろしければお付き合いください。

公演日時と場所

24年6月14日(金)19時、15日(土)12時/16時、16日(日)11時30分/15時
今回は前回より日曜日を1回増やして5回公演としました。より多くの方に観ていただきたいことと、分散を意図しました。おかげさまで前回より多くのお客様に来ていただきました。ありがとうございました。
また、土曜日の夕方はお客様が少ない傾向にあるため、土曜日全体の時間を早めました。そのためか、土曜日16時も満席となりました。

STスポット
前回と同じSTスポットで行いました。ねこのバロンで公演するには広さ的にちょうどよく、3方を白い壁で囲まれているシンプルさと、この空間を君たちはどう使うんだい?と投げかけられている感じが良いです。それと安いです(重要!)。

稽古について

公演日時と場所から時間的に戻りますが、稽古について書きます。

稽古回数50回(多少違うかも)で、ほとんどは横浜市保土ヶ谷区の公共施設である「ほどがや地区センター」で行いました。小道具を置けるロッカーも貸していただき、センターの方には大変お世話になりました。
また、50回中5回は公演会場のSTスポットで平日夜間に行いました。これができるのもSTスポットの強みですし、我々も非常に役に立ちます。

稽古時間は集まり具合にもよりますが、平日は18時半ごろから20時半ごろまでの短時間集中です。
稽古過程に特に特徴があるわけではないと思っていますが、稽古開始前にはラジオ体操第一と発声・滑舌をルーティーンとして行いました。特に発声・滑舌は重要だと思います。

稽古では、できる限り演出としての考えを説明すること、役者の方に考えてもらうこと、良い意味で楽しい稽古場とすることでモチベーションを高めることを意識しました。もちろん、ハラスメントは厳禁であることは言うまでもありません。

稽古場見学は可能です。ネタバレしないことを守っていただければ、特に秘密にする稽古メソッドも無いですし、ねこのバロンを知ってもらうには良いかなと思いまして。Xを通じても見学来てくださいと書きましたが、特に申し出はありませんでした。次回はもっと早くアナウンスするかな。

ほどがや地区センター音楽室での稽古。手前は演出席。お菓子は差し入れ。

キャスト

キャストの詳細は、公演情報のマガジンに役者紹介を掲載しましたので、そちらを参照していただくとして、ここでは省略します。

スタッフ

キャストも何かしらのスタッフを担当していますが、ここではキャストが兼務していないスタッフについて紹介します。スタッフは全員、他の劇団などで役者も行っています。後述しますが、折笠が(一部は鯵坂も)他の劇団で共演したり、何らかの関連を持った人たちです。ねこのバロンはこれらの方たちに支えられているんです。いつもありがとうございます。

スタッフの面々
左前より「もこさん」「加戸谷さん」「ねこようさん」「佐藤さん」、左後ろ「しずきさん」「八重さん」

舞台監督

ねこようさんにお願いしました。「ねこよう」はもちろん本名ではありません。折笠、鯵坂ともに昔からの知り合いです。前回は照明をお願いしました。
役者以外では照明が得意で、他に舞台装置作り、音響もやりますし、最近は脚本書き、演出もやっているマルチな人間です。ブログやX(旧Twitter)などの文章は独特で、褒めているんだか、ディスっているんだかよくわかりませんが面白いです。
袖幕を自動で開閉(正確には袖で舞台監督がロープで開閉操作)する仕掛けを作ってくれ、本番では、インカムを耳に当て、イマイチな画質のモニターと、キャストの台詞を聞きながら、ロープ操作をしてくれました。

照明

劇団かに座に協力いただき、佐藤貴道さんにお願いしました。佐藤さんは、ねこのバロンとの関わりは初めてて、ねこようさんから推薦されました。被っているキャップがトレードマークで、しかも鍔を後ろにして被っているのが面白いです。写真もそうですね。
佐藤さんは本人曰く、あまり照明の経験は無いと言っていましたが、ねこようさんと色々と相談しながら、演出からの注文や、照明としての思いを込めながら綺麗な照明を当ててくれました。やはり舞台は照明があたると俄然生き生きとしてきます。
他に、かに座の馬場大希さんや、かつての芝居仲間の柳田さんにも照明仕込みの時にサポートしてもらいました。

照明仕込み中

音響効果、兼フライヤーデザイン

音響効果とフライヤーデザインという、全く関連の無いスタッフワークを前回に続いて加戸谷隆斗さんに担当してもらいました。フライヤーデザインは、公演情報のマガジンに書きましたので、ここでは音響について書きます。
音響効果は場を盛り上げるための音楽や、効果音を流します。
音楽については、鯵坂が選定することが多く、これも毎回お客様の高評価を得ています。加戸谷さんはそれを編集したり、効果音についてはオリジナルを作ってくれます。稽古を見ながら、ここはこういう効果音を入れると良いんじゃないかと提案し、次回には作ってきてくれたりします。それが絶妙なんです。
いつもiPadとBluetoothスピーカーを持って稽古場に来てくれ、音楽や音響効果を流してくれます。

受付

受付は、公演を観に来ていただいたお客様がねこのバロンと接するとても重要な役割を担っています。どこの劇団の公演を観に行っても、そこは意識していて丁寧な対応をされることがほとんどです。ねこのバロンの受付(しずき香那さん、柳場もこさん、金子八重子さん、いずみさん(写真撮影時は不在))ももちろんで、お客様から丁寧な対応をしてもらったと感想もいただいています。受付の方は、しずきさんが主宰する劇団あげ玉にいつも関わっている方たちです。折笠も4人ともに共演したことがあります。
受付のもうひとつの任務は会場係で、前説と呼ばれる公演時の諸注意(スマホの電源は切ってください等)を開演を待つお客様の前で説明する役割があります。
皆さん、役者なので、こういうのが得意なのかと思うのですが、必ずしもそうでは無いようです。確かにやってと言われたら緊張するかもな。

受付の3人(左からしずきさん、八重さん、もこさん)
受付に飾った本物のねこのバロン(名誉団長)

今回のまとめ

かなり長くなってので今回はここまでとします。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
公演記録というと、役者の演技が良かったとか、脚本がイマイチ(泣)など、オモテ側の記録になりがちです。それも重要で、後述します。
やはりスタッフ(裏方とも呼ばれます)がいないと幕は開かないわけで、また、稽古がないと何もできませんので、そこを中心に書きました。
次回は舞台装置、小道具、制作などについても書いていきたいと思います。


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