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仕事モードで夢を見る

こんにちは、劇団ネコです。
今回は、「作品を完成させる事を目標にしてみよう」という、自分的には本末転倒のアプローチをとった話です。


前回のnoteで「まずは作品を作らなきゃ始まらんのよ」という結論が出たところまで書いたのですが、その続き。

その前にgifを一つ。。。

ブラックなクライアントはいねが〜

さて、僕が今目指しているのは自主制作のアニメです。
色んな人に見ていただきたいのはもちろんですが、自分が一番楽しみにしています。笑
なので仕事で言ってみれば、とってもやる気満々で高い理想を持っていらっしゃるクライアント様(=僕)です。
しかし、ご想像の通り、かなりブラックです。
精神論でごり押ししてきます。

そりゃ〜完成しないわなぁ。

学生の時は、全然それで成立しているしOKだと思うんですが、社会人となり家庭を持った身としてはそんなクライアント様とお付き合いはできませんよね。

自然と企画は立ち消えになる。
まあ、当然の事です。

これからますます自分の時間が奪われていく中、そろそろ本気で動かないと人生後悔しますよ〜。よ〜、よ〜(ヤマビコ)

それで、仕事脳で考えることにしました!
※もっと早くからやればよかったんですが、でも自分の夢をjobとして分析、解剖、処理していくことに抵抗もあり、ずーっと避けてきたんですよね。
数年前にフリーランスとなったのを機会にようやく重い腰を上げたのでした。(夢と仕事が一つになれば幸せですもんね、たぶん)

連日連夜の自分会議

そこで、目標を「完成させる事」と設定して夢の分析、解剖、タスク化に着手したのです。

    (●´ω`●)ワクワク♪ ←今までどおりの夢見る僕の脳

まずは、やりたい事の上澄みのさらに上澄みをすくい取りました。
残ったのは「コマ撮りアニメ」「パペット的」というワード。

次に、前回の制作で一番時間がかかった事を洗い出し。
「音楽」「サウンドエフェクト」「背景」をカットする事にしました。
あと「キャラは1人」ってルールも加えました。  ∑(゜◇゜///) エッー

    (‾◇‾;) ←やり過ぎでは?と問う僕の脳

そして、ここが忘れてはいけない部分。
自分らしさの要素。(=やってて自分が楽しめる要素)
「ジャンル=ほっこり、お笑い系」「動きの妙を大事にする」「猫であること!」

さらに、さらに石橋を叩き続けます。
(補足:【石橋を叩いて渡る】知ってますよね?)

自分の弱点を補強するために「飽きる前に完成する」「挫折する前に完成する」という逆発想的な思考回路を導入し、出した答えが。

「尺は3秒くらい」∑(゜◇゜///) エッー マジデスカ?
(補足:ストーリーがほぼ語れないので僕には致命的となる決断です)

超短い作品にする。その代わりたくさん作ることで許してもらう。(誰に?笑)
    ( ´Д`)y━・~~

とにかく、「完成するため」の言葉のもとに冷酷なリストラが行われていきました。

そんなこんなの自分会議が終わり、見事に僕のキラキラした夢は身ぐるみをはがされ、見るも無残なちっぽけなモノに変わったのでした。
(しかも作品が完成したわけではない)

    (´・ェ・`)_ . コレガボクノユメ ? ゴミ ?   

救いの神「gifアニメ」

さて、とんでもない条件付きのユメの企画書が出来上がったわけですが。
「このユメって、そもそも楽しいの?」っていう冷静な僕がいて、しばらくの間このユメは保留となっていました。

それが動き出したのは何気なくネットで見かけた「gifアニメ」でした。

今までは誰かが派手に転ぶ決定的瞬間系gifかポップなオシャレグラフィック系のgifしか知らなかったのですが、目に止まったgifはちょっと他のと違っていました。

それは、バスケのゴールがイラストで描かれていて
「シュートされるボールが入りそうで入らずに落ちていく」
というgifでした。

ループが効果的に使われていて「次は入るんじゃない?」って思ってずーっと見ちゃう。
そもそもグラフィックのgifでわざわざ失敗の瞬間を描いていたのが衝撃的でした。
それに見えない選手のことを想像しちゃう。

こんな感じならやってみたい!と思えたんです。
かくして条件付きのユメにぴったりのフォーマットが見つかったのでした。

終わりに

さて、特に有益な情報を載せるわけでもない僕のnote。
初回は物珍しさに読まれたとしても、この先読んでもらえるだろうか?
何か考えねばと思いつつ、アニメの進捗をどういう風に報告するかも全く考えていなかった。。。
出直して石橋叩いてきます。


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