エピソード 1. エレクトーンに青春を捧げた学生時代
いばら「ぎ」じゃないよ!いばら「き」~!!
常に都道府県魅力度ランキング最下位の茨城県🎉
畑と山とたぬきしかいない、そんなド田舎で育った私。
何もなさ過ぎて、死にそうに退屈な毎日。
唯一空気だけは新鮮だったなぁ。
もう何十年前のことなんだろう。。
あ、、私は永遠の32歳w
なんで32歳なのか!?
...ツッコまないようにw
一応生まれは東京です。(←ココ大事!!)
生まれて3カ月で引っ越しましたがw
そんな関東平野のまっ平らな畑の中で、毎日男の子と遊んで育ちました。
外で走り回り、私の肌は年中真っ黒。
活発すぎて度々流血していましたw
この時の日焼けが後々後悔することになるとは、、、
この歳になるまで気づきもしませんでしたw
そんなお転婆な私ですが、母の勧めによりエレクトーンを気づいたら弾いていました。
3歳から始めたようなのですが、その記憶がないのです。
「お琴とエレクトーン、どっちがいい?って聞いたら、あなたエレクトーンって答えたのよ」
と母。
なぜ3歳児にお琴・・・
そりゃエレクトーン選ぶわ・・・
ってエレクトーンが何だったかもきっと分かっていなかったと思いますw
しかし母の読み?は当たっていたようで、私は気づけば毎日エレクトーンに触っていました。
当時はまだ小さく、椅子に座るとペダルが届かないので、立って演奏をしていた記憶がうっすら残っています。
後に音楽学校に進学し、仕事をすることになるとは、この当時は思いもしませんでした。
「こんな高校があるけど見学に行ってみない?」
中学3年生のある日、振り返る私にニタニタした母の顔。
それは音楽高校でした。
エレクトーン専攻が新しく設置されたばかりの珍しい学校だったのです。
正直気乗りしなかった私。
でも反抗することなく言われるがまま母について行ったのです。
そう、私の母は怒るととんでもなく恐ろしい女に進化するのです!
錯視と七変化が毎日の母。
怒りに触れると声が一オクターブ高くなり、
ヒートアップしたらもう最後、誰も手が付けられない~😱😱😱
危険ですw
そんな母に反抗できる訳もなく、怖さから言われるがままに母のレールに乗り続けていたのです。
学校に足を踏み入れた瞬間、私の心に雷が走りました。
20室ほどある防音のピアノ個人練習室、大型レッスン室はもちろん、オーディトリアム(音楽堂)など兼ね備えた数々の豪華な設備!
これまで見たことのない景色が広がっていたのです。
「ここに行く!」
とその瞬間に決まっていました。
そう、いつも形から入っていた私、
私の決断は「単純素直即行動」だったのですw
そこから帰る私はワクワクが止まらず、
「音楽で生きていく」という目標が明確になった瞬間でもありました。
それまでは「大好きな先輩がいる高校に行く〜」などと
フワフワしていた私。
そんな私の心を見逃さなかったのが母だったのです。
そう、私の母はあざとくもあるのですw
しかし、あの恐ろし~い七変化の中でも、
私のことを理解し、
愛情を注いでくれていた。。
そんな母に今では感謝しています🙏
憧れの高校に入ってからの私は音楽漬けの3年間を過ごしたのでした。
短くも青春時代の大切な期間を全て音楽に費やしたのです。
そう、夢を実現するために。
起床は4時半、片道1時間半かけて通学、
7時半頃に学校に到着するや練習室へ直行し、
始業までピアノやエレクトーンの練習。
時には声楽も。
夕方は終業のチャイムが鳴った瞬間に練習室へダッシュ!
個人練習室は少しでも遅れるとすぐに満室になるので
このアクションが重要だったのです。
こんな所で走り回っていた幼少の頃の経験が発揮されるとはw
夕方の練習はほぼ2時間。
来る日も来る日も練習の毎日だったのです。
寝ても起きても音楽。
少しでも時間があれば音楽を聴きながら楽譜を読む。
とにかく音楽が私の全て。
音楽が楽しすぎて彼氏が欲しいとも全く思いませんでした。
そう、マジメなのですw
そんな3年間を経て、、
やってきました. 大学受験!
もちろん音楽大学を目指します。
「音楽大学に行く」それが私の夢だったのです。
しかし結果は見事に失敗したのです!
神様ってやっぱりいない!
あんなに頑張ったのに不公平だ!
悔しくて泣きじゃくりる私がそこにいました。
青春を完全に捨ててそのためだけに生きてきたのに。。
これが人生で最初の大きな挫折だったのです。
実技は一位で突破できたのですが、
「和声」という和音を作る理論学科が難しかった!
この点数が足りず不合格だったのでした。
(英語もヒドイ点数だったとの噂が。。弾けたけど頭が悪かった~w)
私の音楽の情熱全てを捧げた青春時代は
こうして大学失敗に終わったのでした。
この初めての挫折をきっかけに私の人生は一転し、
苦しい時代へと転がり落ちていくのを、
この時の私は知る由も無かったのです。。。
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