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アラン・ドロンと極右

フランスを代表する名優アラン・ドロン氏が逝ってしまいました。とはいえほとんどの人が1960~70年代の作品しか観ていないため、88歳という数字とその長いキャリアを思うと、少し悲しくもあります。

例えばシュレンドルフの《スワンの恋》は1984年で、すっかりおじさんになったアラン・ドロンを見ることができる作品です。時間がある方はぜひ。

90年代にはカルト映画にも出演していたようですが、私も観たことがないので判断保留というところです。そして21世紀にはあまり表に出てこなくなりました。ただそれは銀幕の上だけの話です。

では何をしていたか。テレビ番組にはよく出ていました。全フランス人が知っていると言っても過言ではない存在なので納得ですが、どうやら謎右翼コメンテーターのようになってしまった感があったのです。日本で言えば故津川雅彦氏が近いかもしれません。

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