ミス藝大について〜ミス?コン〜
従来のミス藝大は、美というテーマのもと男女問わず学生が参加し、美というテーマに疑問を投げ続けてきました。ミスという言葉が美と結びつくところに19世紀以前の古い美学的伝統の反響を見ますが(天才は男性に限定され女性は美を体現しインスピレーションを与えるミューズという考え方で、現在でも荒木経惟を巡るハラスメントやMeToo運動などにその残響が見えるでしょう)美というテーマを解体して行く方向性は現代のアートがここ数十年扱ってきたテーマと軌を一つにするもので大変興味深いものでした。