ベトナム語の品詞分類1:Lê Văn Lý(1968)
現代の言語学は西欧が発祥地のため、必然的に英語・フランス語・ドイツ語などを基礎とした学問体系として成り立っている。19世紀になると西欧の国々が東アジアにまで進出しベトナムのように植民地となる地域も出てくるが、それに伴って言語学の概念も東アジアに浸透していく。しかし東アジアの言語は西欧の言語とは明らかに特徴が異なっているため、言語学の概念の中にはうまく落とし込むことができないまま21世紀の現代まで至ってしまったものがいくつかある。
そのような「消化不良な基礎概念」の一つが品詞