入社受け入れを標準化する話【ひとり情シス立ち上げ記録】
ひとり情シスの gegege です。
前回の「ひとり情シス1日目の話」ではスタートアップあるある(?)の行き当たりばったりなPC周りの準備について書きました。
今回は翌月からその受け入れ担当になった僕がやったことをまとめておこうと思います。
標準PCを決める
1. 必要スペックの把握
とりあえず手当たり次第に合う人にあいさつ代わりにPCのスペックを聞きまくる(変なやつだと思われてそう・・)
なんとなく部署ごとのOSと必要なスペックを理解。調べてみると割と統一感があってよかったです。
2. PC候補の選定
めぼしいメーカーの代理店から各部署の必要スペックで見積りを取る
Windowsは4メーカーほど見繕う
ここは前職でお付き合いいただいていた方々に大変助けられました。圧倒的感謝。
良い感じに選定する
PCのライフサイクル構築を見越してすべて保守サポート3年込みにしました
できるだけ過去に自分がサポート経験のある機種を選んでいます
結果 Windows2種、MacBook2種 まで絞る(ちなみにリモート前提なのでノートのみです)
3. 社内承認を得る
まずは各部署のリーダーに「これ標準PCにしますけどいいですか!!」と確認。割とすんなり通りました。
経営層に「標準PC決めたのでこれだけお金かかりまっせ!いいですか!」と確認。こちらも割とすんなり通りました。
今までのスペックや金額と大差ない内容だったので、今までやっていたことが文書化された、という感覚に近かったのもスムーズに進んだ要因かもしれません。
PCの標準構成を決める
標準構成と言っても最低限を整えたという感じです。
ローカルアカウントを作成しておく
全社共通ツールをインストールする(Google Chrome, Slack, Zoom など)
不要なソフトはアンインストール
基本的なセキュリティ設定(セキュリティソフトは未導入だった…)
この辺りを「キッティング手順」として文書化しておき、入社時に全員同じ状態でPCが渡されるようにしました。
ツールの初期設定マニュアルを作る
こちらも入社時にこれを見れば使えるところまでたどり着け、基本的な社内ルールがわかる、という最低限のレベルで作成。
アカウント登録~ログイン手順
初期設定(表示名規則、各種アイコンの設定など)
当社での使い方・基本ルール
受け入れ手順を作る
入社受け入れ時に何をすればよいのか、を一覧化しておきました。
PCを渡して初期パスワードを伝える
周辺機器のルールを伝える
各種ツールにログインしてもらう
ツールの初期設定をしてもらう
部署ごとに使用しているツールについても案内
などなど
入社してくる方にとってこの辺りのスムーズさは会社の印象や安心感にも影響するので大切だと思って望んでいます。
以上です!
書いてみるとまあそりゃそうだろう、ということばかりだと思いますが、何もないところから仕組みを作るのはパワーがいるな~と実感したひとり情シス最初の1か月でした。
そしてこれで最低限は受け入れできる仕組み整っただろう、と思っていたころ、、
とのお達しが。。こちらはまた別の回で書くかもしれません。
課題
進める中でいろいろ課題も見つかりました。
PC管理表がない(管理番号ももちろんない)
セキュリティ対策ソフト未導入
誰にどのツールアカウントを付与するのか決まっていない
総務回りも行き当たりばったりのことが多いので結局ばたつく
この辺りもぼちぼち対応しながら、あの入社初日から10か月ほどが経ちました(もう数年いるかのような充実感。。)
まだまだ頑張っていこうと思います。
お読みいただきありがとうございました!
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