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【オンライン時代の仕事術】締め切りに追われずに高アウトプットを続けるコツ

「やばい、あの締切がもうすぐやってきてしまう…」
今日もあの人は頭を抱えています。

そんな風景を目にしたことがある人は少なくないでしょう。
弊社にも結構います。そんな時に良く話をすること。

締切に追われる人仕草の大きな要因はこれ

頭を抱えている人の多くは、締切直前までに使っている時間が極端に少ない。プロジェクトのキックオフがあり、その間に色々出来たはずなのですが、締切はまだ先だし…ということで、その他の締切が近い仕事を優先するのです。

結果的に、余裕があったはずのタスクに全く時間を割くことが出来ず、びっくりするぐらい何も出来ていない自分に焦ります。というより、常に焦っている状態に陥りがちです。

仕事はスタートダッシュで8割が決まる

これはよく見るので知っている人も少なくないと思います。パレートの法則。

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出典:ITmedia2割の時間で8割の全体像を見せる――パレート式仕事術

全体で使う時間を10として、その2割を使った段階で8割の到達点まで行くよねという話ですね。もちろん個体差あると思いますが。

個人的にも、そんなに乖離はありません。

2割の時間経過で80%に達しない人の致命的な欠点

ただし、これには落とし穴があります。最初に述べたような締切に追われている人に関して言うとこれは該当しません。なぜか。

プロジェクトがキックオフした時点でのミーティング、記事を書くときの取材等、自分以外からのインプットというのは必ずついて回ります。人間の脳みそというのは怠惰なので基本的には反芻しないと忘れていきます。

忘却曲線っていうんですけど。

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出典:Wikipedia 忘却曲線

めちゃくちゃ忘れていきます。これは学習アプリなんかに取り入れられていて、忘却してしまう前に何度か思い出すルーチンを組み込むことで記憶の定着を狙うというものです。

仕事に追われてしまうとこれが出来ないため、最初のインプットから数日経った時にはもはや自分のミッションは記憶の彼方に飛んでいっているという状態になるのです。

その為、こういう人は最初の2割、いやもっとかかるとおもいますが、半分くらいの時間を思い出す"フリ"に時間をかけることになり、残りの時間を使ってやっとこアウトプットにたどり着くのです。効率悪いですよね。

ここまでは、誰しも言ってることだと思うので何ら特別なものは無いのですが、リモートワークだったりオンラインで非同期コミュニケーションへと仕事のやり方が徐々に移ってきている今、もっと高効率アウトプットが出来る方法を紹介します。

もしあなたがチームではなく一人で仕事をされる方だった場合はこのnoteのことは忘れてください。逆にチームで仕事をしている場合は良く読んでほしい。

オンライン時代にチームで協力してスピードを上げるには
せっかく必要に迫られてオンラインでの仕事が増えているのに、それに対応した働き方をしないと効率が上がるわけが有りません。それってどういう仕事のやりかたでしょうか。私自身は一つ答えを持っていて、それは

1作った段階でチームに共有する

これに尽きます。

最初のパレートの法則で言う所の2割の時間に達する前からガンガン共有していくスタイルです。

これまでのように対面で、リアルタイムなコミュニケーションの中でこれをやってしまうと、相手にとってのストレスが大きかったと思います。「お前まだ何も考えてないのに俺の時間使ってんじゃねーよ」と、そんな風に言われてしまう事があったのではないでしょうか。

しかしオンライン時代になってそれは変わってくる。

コミュニケーションの主体はFace to Faceのコミュニケーションから、Slack等のビジネスチャットツールによる非同期型のコミュニケーションへと移行し、同期型のコミュニケーションは本当に重要な場所に限られて来ます。(逆にそれをやらない組織は他の組織のスピードに置いていかれてしまうでしょう)

非同期型のコミュニケーションでアウトプットを出すにはどうすればよいか。昨日のnoteにも書きましたが、その秘訣は

人数でレバレッジをかける

というところにあります。

何かをやりたいと思っている人がネットワーク上に沢山いる、且つそれが公開されている状態になっていることで、誰かが誰かのやりたいことに手助けをすることが出来る。人数が多ければ多いほどより多くのマッチングが得られるはずです。個人でやるより確実に前に進みます。

そのネットワーク上にマッチングを助けるような仕組みがあると更に良いでしょう。そのへんは作ってみたい領域だなぁと僕自身思っています。

ただし、この人数でレバレッジをかけるという所にも一点コツがあります。

人数でレバレッジをかける為のたった一つのコツ

これはですね。

時間

です。

非同期コミュニケーションは、つながったノードとなる人間が、自分の手が空いた一瞬で発火するものです。どのタイミングで神が降臨するかは分からないんですよね。だから時間が必要なんです。

締切に追われている人が直前に助けを求めても、良い答えにありつける可能性はそれほど上がらないでしょう。だってみんな暇じゃないから。

自分のために、時間に余裕があるうちに前のめりで仕掛けておく。

さながら釣りです。

これは、自分に対しても有効です。最初に詰め切っておくことで、脳みそにインストールされたタスクは、寝てる間に脳みそが勝手に処理してくれたりします。僕はそんな感じでやっているのですが、シャワーを浴びている瞬間にアイデアが降りてきたりするのはこうやって前のめりなインプットをしておいたものだけです。

ということで、長くなりましたが、オンライン版、仕事に追われない仕事術の話でした。

noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。