日本のクラフトを台湾へ!燕三条地場産業振興センター様

新潟県・燕三条(燕市・三条市)は、非常に高い品質の刃物・キッチン用品・金属洋食器で知られています。今後、人口減少とともに日本の国内市場の縮小が避けられない中、燕三条地場産業振興センターはこれまで、海外市場を積極的に開拓して来られました。しかし、長引くコロナ禍で、多くの地域企業が海外展示会への出展機会を失ってしまいました。

そこで、欧州・米国・中国・台湾をターゲットに設定し、欧州は「amazon.de」、米国向けには「e’s japan」、中国には「T-mall」、そして台湾には「樂吃購(ラーチーゴー)! 日本」と「蝦皮購物(ショッピー)」をプラットフォームとして、EC販売を展開、私たちとの協業がスタートしました。

まず、月間200万人の台湾ユーザが利用する樂吃購! 日本の中に特設ページを設置。TOPページからの誘導を図ります。

さらに、燕三条の製造事業者10社それぞれのプロダクトを紹介する個別ページを作成。

例えばこちらはその中の1社「吉田ヤスリ製作所」様の記事の一部

日本の高品質な刃物やキッチン用具は台湾では非常に高い人気を誇っていますが、ただ単に商品棚に陳列しただけ、ショッピングサイトに載せただけでは売れません。高級商材であればあるほどです。その商品はどのような歴史や伝統があるのか、なぜ日本で長く愛されているのか、生産者はどんな人で、どんな想いを持っているのかといった、説得力のあるストーリーが重要です。それには、日本に長く在住し、日本語堪能な台湾人ライター&編集部の力が不可欠です。

また、過去に樂吃購!日本にアクセスしたユーザ=日本に関心が高いユーザだけに、Google広告で燕三条の記事リンクを表示、商品紹介ページへの誘導を図りました。

更に、我々が運営する、台湾で80万人のフォロワーを持つFacebookページでも、燕三条の記事を拡散。


SNSを通じて広く情報を拡散し、プロダクトページへの誘導を行いました。


4ヶ月にわたるキャンペーンの結果、10万人以上の日本好き台湾人消費者に情報をリーチさせ、商品によってばらつきはあるものの、プロダクトによっては40個、50個、60個と売れた物もあり、中には台湾の某有名カフェオーナーが自店舗用にまとめ買いしたケースや、台湾の卸売業者からメーカーに引き合いが来たというケースがありました。今回は台湾の一般消費者向けキャンペーンでしたが、図らずもBtoBのオファーが舞い込んだことは、我々としても嬉しい驚きでした。

日本のクラフトが世界的にも最高級の品質を誇る事は、言うまでもありません。しかしそれがまだまだ海外では、更に言えば世界一日本好きが多いと言える台湾ですら知名度が低く、認知されていないのが現状です。燕三条を始め、高品質なクラフトメーカー様の多くは、中国語で紹介するホームページやSNSを運営されていません。

私たちは単なる観光メディアの枠を越え、台湾や香港に向け日本の良い物を正しく魅力的に紹介して、ジャパニーズクラフトの未来に貢献します。

樂吃購!日本についての詳しい情報はコチラから!

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