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台湾人香港人はコロナが落ち着いたら日本のどこに来るだろう?(→より、地方に行きやすいかも?)

繁体字圏インバウンドはいつ来てくれるか?はまだ不明

現在のコロナ禍において、観光関連は大きなダメージを受けています。インバウンド観光においては、飛行機が飛んでない、入国出国が規制されているのでいつ来てくれるか?ここはまだ見通しが立っていません。10月には台湾から日本に来てくれる?という報道もありますが、まだまだ確定ではありません。

観光統計を見れば分かりますが、東日本大震災後にいち早く回復してきたのは台湾からの観光客の皆さんでした。(ありがたや)

2020年5月現在、世界に目を向けるとでは、ポツポツと大きな観光キャンペーンが始まろうとしています。

日本だけでなく世界的に人が停滞していますから、今後もリカバリープロモーションの動きはどんどん出てくるのは当然かと思います。

「安・近・短」と言われるキーワードもありますが、当然日本に近い、かつ世界でも有数の訪日リピーター比率を誇る台湾香港からも訪日が見込めるでしょう。

では繁体字圏は、日本のどこに”訪日旅行解禁後”行くのでしょうか。

置き換えて想像してみよう

今、日本ではリモート推奨で在宅、つまりいつも行っていた職場にいけない状態が続いている人が大半だと思います。弊社もそうです。

では、出社ができるようになったら・・・

皆さんはどこでランチ取りたいですか?どこに飲みに行きたいですか?

ここを想像すると見えてくるものがあります。

当然、いつも行きつけの●●、という人も入れば、夏だからパーッとビアガーデン!なんてのもいいですよね。

では今まで日本に多くきてくれていた訪日リピーターはどうでしょうか?

「あの景色がもう一度みたいな」「あの温泉が忘れられない」など「日本」を考えた時に「想起」されるところに、皆さんの地域が入っているのか?

つまり想起されるのか?が重要だという当たり前の話をしております。

例えば、蔵王の樹氷に感動した台湾人Aさんがいたとします。そのAさんが日本の蔵王は今どんな感じかな?と検索した時に、十分な情報提供ができているでしょうか?フェイスブックやインスタグラムで過去の郷愁や思い出を想起させる仕掛けはできているでしょうか?

観光特にFITだと誰が台湾人で、いつ、どのように、蔵王にきたのか?を個人ベースで調べることはほぼできません。

インスタグラムやフェイスブックがあれば、しかしたらファンになっているかもしれません。

もし皆さんが観光従事者で、「コロナが落ち着いたらぜひ、おらが町へ!」と思っているのであれば、今のうちから、きちんと情報発信や、「そうだやっぱり●●!へ行こう(先ほどの例だと、蔵王にはじめに行きたいな!)」

と思ってもらえる準備、用意が必要だと思います。国内観光産業においてはターゲットとしてのインバウンドは国内旅行に比べて確かに優先順位は下がるでしょう。しかしながら、何もしなかったら、来るべきタイミングで、上記の事を行なっているエリアに「コロナ後の最初の日本旅行」の目的地を取られてしまう事になるんではないか、と思った次第です。

地方によりアドバンテージがあるかも

元来地方への訪問率も高い台湾香港。そしてコロナ後で密集エリアを避けて地方に行く可能性も高い。ゆっくり過ごしたいニーズも高まるはず。

実はコロナ後はより首都圏よりアドバンテージは地方に行く可能性が高いのではと考えています。

コロナは大変ですよね!是非次に日本に来てくれる際は●●温泉でゆっくりしてください!みたいなメッセージを繁体字などで発信してみるのもアリだとは思っています。

コロナで色々プロモーションも止まっている現状、逆に抜きん出るチャンス(うさぎとかめ的な)とも言い換えれるかもしれません。






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