IT業界の80%以上の人が業務時間外も勉強に当てる理由
Geeklyメディア編集部のUDです。
以前、Geeklyを利用して頂いた求職者に対して
「自己研鑽してますか?」
というアンケート調査をしたところなんと
80%以上の人が「はい」と回答しました。
エン・ジャパンがエン転職の利用者を対象に行った調査だと「はい」と回答した人が56%なんですよね。
「30%近くも差が出るんものなの...?」
と、思いましたが
弊社GeeklyはIT業界に特化しており利用して頂く方もIT業界に属しているからだろう。
という結論に至りました。
IT業界に自己研鑽する人が多い理由
自分は前職でのエンジニアをやっていたのですが、その当時を思い出も踏まえてIT業界で自己研鑽するひとが多い理由を考えてみました。
前職では毎日、始業前にマネージャーが最近のトレンドや技術に関する勉強会を行っていました。
また、エンジニア専用のスレッドでは、ほぼ毎日技術やトレンドに関するニュースがシェアされていました。
前職に限らず、インタビューで訪問する会社や、知り合いの勤める会社などの話を聞いても
IT企業は必ずと言っていいほど、勉強会や支援制度など自己学習を促すコンテンツが用意されているようです。
不動産系やメーカーにも自己研鑽している人はいると思いますが、会社としてここまで推奨したり知識をシェアするのはIT業界ならではという印象です。
では何故IT業界では自己研鑽が特に必要なのでしょうか?
IT業界で自己研鑽が必要な理由としては大きく分けて下記の3つだと思います。
①専門的な情報量の多さ
②スキルの幅の広さ
③キャリアアップへの大きな要因
①専門的な情報量の多さ
IT業界では日頃聞きなれない専門的な用語や情報が無限にでてきます。
「インスタンス、クラス、オブジェクト指向、FTPサーバー.......」
エンジニアになった当初、今まで聞いたことがない単語ばかり飛び交っており思考停止した記憶があります。
これは昔に限った話ではありません。今でも求職者の職務経歴書を見ると聞いたことない単語が大量に出てきます。
そう、IT業界にいると聞きなれない単語や情報がボロボロでてくるのです。
エンジニアとして色々知識を付けても少し携わる領域や言語、フレームワークを少し変えただけで大量に知らない情報が出てくるのです。
また、技術は日々進歩するため新しい情報も次々に出てきます。
そのため、円滑に業務を遂行するには業務時間内だけでは足りず業務時間外もインプットすることが重要になると感じました。
②スキルの幅の広さ
業務で得られるスキルと自己研鑽で得られるスキルは全く別物です。
自分が会社で携わっている製品に関わる技術を業務を通してひたすら学んだとしても、10年後も同じ技術で運用されている確証はありません。
今PHPで書かれている製品も、もしかしたら新しい別の言語にリプレイスされる可能性も大いにあります。
一概にエンジニアと言ってもフロントエンジニア、バックエンドエンジニア、インフラエンジニアなど様々な領域があり、それに伴い得られ知識も全く違います。
私もエンジニアを1年ほど経験した頃に、業務で得た知識を活かしてWEBサイトを立ち上げようとしましたが、開発環境やサーバー周りの構築などで苦戦した記憶があります。
業務以外の情報もキャッチアップして引き出しを増やす必要があります。そうすることで、もしかしたら現状の業務に取り入れられる技術を得る事ができるかもしれません。
③キャリアアップへの大きな要因
日々キャッチアップを行っていることで、開発をする上でも全体を見ることができます。例えばバックエンドエンジニアをやっていたとしても、インフラの知識やフロントの知識があれば上流工程やデザインのディレクションの話を行うことが可能です。
前職を思い出しても、ただソースコードが早く書ける人よりも、インフラ周りなど含め開発の全体の知識を持っていたり、他の技術にも精通して引き出しを持っている人の方が頼られキャリアアップしやすいと感じました。
まとめ
IT業界は専門的な知識やスキルが鍵となる分野だと思います。
製品を作っていくうえでも、多くの引き出しを持っていることでより良いものが作れるのだと思います。
個人的な意見ではありますが、自己研鑽している人の方が視野が広い印象をうけます。何か話をする時も多くの角度からの見方ができるせいか、意図してない意見を聞くことができ非常に面白いと感じます。
私も自己研鑽をして、もっと面白い切り口のnoteを書けるよう精進しますので今後ともよろしくお願いします!最後までお読みいただきありがとうございました。