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S-208 アルカイックスマイル首像

石膏像サイズ: H.42×W.19×D.20cm
制作年代  : 
収蔵美術館 : 
出土地・年 : 

収蔵美術館・出土地などの情報は不明ですが、古代ギリシャ・アルカイック期(B.C.800-480年頃)のコレー像(少女像)と推定されます。古代ギリシャ文明は紀元前16世紀前後のミュケナイ文明の後、13世紀頃のドーリス人の侵入などの暗黒期を経て、紀元前800年頃に各地にポリス群が形成されます。そこからパルテノン神殿の成立直前までの時代の表現様式を“アルカイック期”と呼びます。この時代に作られた彫刻は、“アルカイックスマイル”と称される独特の微笑をもっているのが特徴です。アルカイック期に製作された彫刻は、男性像は”クーロス”、女性像は”コレー”と呼ばれ、うっすらとした微笑、身体にヒネリの要素が無い直立した姿勢(一歩足を出しているものも多い)が共通する要素です。

アテネ・アクロポリス博物館収蔵 コレー像
(写真はWikimedia commonsより)


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