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パリ・オペラ座の日々1993~1994:1月10日 キャロルさんとエシャンジュ ピカソ美術館など


1月10日

午前中(雪)はエシャンジュのお相手候補のキャロルさんとバスチーユのカフェで会う。とても上品で素敵な人で、話もはずんで楽しかったということで良かった。長く続くと良いな。

昼はバスチーユで一緒に食べて、ピカソ美術館をなんとなく観る。その後(雪)はバレエスタジオへ。(G)はFIAPの仲間と落ち合って雑談。カシがパリに戻って来て嬉しい。

昼食(ラパンのプラ・ド・ジュール) 72F
カフェ 41F
ピカソ美術館 36F
ポストカード 40F
ショコラ 17F
ジュンク堂書店 79F
ポム・ド・パン 21F
オペラ座チケット 50F


僕も妻も、語学学校FIAPで知り合った友人(これはフランス語学習者)などを通じて、何人かの日本語を学んでいるフランス人と交流を持ちました。

日本語を学ぶといっても、独学で平仮名からスタートしている人もいれば、大学で本格的に言語学として取り組んでいるケースまで様々です。フランス語のレベルが未熟な我々にとってのエシャンジュ相手として望ましいのは、当たり前の話ですが後者の本格的に日本語の学習に取り組んでいる方々です。ある程度の日本語でのコミュニケーションが成立しつつ、こちらの拙いフランス語を上手くサポートしてくれるようなお相手。でもそんな都合の良い相手はなかなか見つからなくてずいぶん苦労していました。

でもこの日、妻が巡り合ったキャロルさんは理想的なお相手でした。詳細は忘れてしまいましたが、たしかパリ大学で日本語を勉強中の学生さんだったと思います。物腰が上品で、日本文化への関心も深く、会話もはずんだようでした。妻が何か説明するのに、さらさらっと漢字を走り書きしたら、「漢字ってそんなに早く書くの!!?」と目を丸くして驚いていたとか(笑)

お互いに意気投合した感じだったので、その後も何回かカフェで会話のキャッチボールみたいなことをしましたが、スケジュールを調整するのが結構大変で(ネットもスマホも無い時代なので、すべて電話で調整…)、5回か6回お会いしてフェードアウトしてしまいました。旅行で訪れていたグアドループから絵葉書を送ってくれたり、とても良い関係だったんですけどね。一度だけ僕も同席させてもらってお話して、すごく楽しかった記憶があります。


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グアドループ諸島は、カリブ海にあるフランスの海外県。はるか遠方にいまだに植民地をガッツリキープしてるあたりが、ザ・帝国主義って感じですね(笑)


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グアドループは1635年にフランス領になって、18世紀に英国に奪われるものの、19世紀に再度支配して現在に至る。通貨はユーロだそうです!( ゚Д゚)

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