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パリ・オペラ座の日々1993~1994:12 月25日 アパートの大家さんNさんがやって来た


12月25日

昨日があまりに飲みすぎて、午前中は二人ともぐったり。二日酔いのつらい一日。午後3時に、アパート大家さんのNさんが日本からやって来た。初めての対面。電話や文面での印象通りのとてもサンパな人柄だった。2時間くらいゆっくりお喋り。昔のパリに住んでいた時代のお話とかたくさん聞けて楽しかった。帰り際に下の階のラベイリーさんの所へも一緒に挨拶に行く。Nさんと一緒なのでラベイリーさんもとても嬉しそうに迎えてくれた。

夕方は、義母&叔母チームと合流してシャンゼリゼを歩く。フーケでお茶して、その後13区のPorte de Choisyまで行き中華を食べた。美味しい。


もう一年くらい前に、このサン・マンデのアパートを借りる交渉をした、大家さんのNさんがパリにやって来ました。普段は大阪のご実家で高齢のご両親のお世話などしていたのですが、年末だけこちらの様子を確認するのと、フレデリックとのことなどがあって来仏したようでした。


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(年始にNさんと交わしたアパートの賃貸契約書)


アパートを借りる時は手紙のやり取りと、数回電話で話しただけでしたから、この時が初対面。想像していた通り、快活でさっぱりとした素敵なマダムでした。長くパリに生活していたそうで、当時はファッション関係のメゾンを渡り歩いていたようです。メジャーなところでは、シャンタル・トーマスの所でも仕事をしていたと話していました。

直接対面していないし、普段は言葉のコミュニケーションがいまひとつなフレデリックしかいなかったので、アパートの部屋についての疑問点、要望などをようやく伝えることができました。もっとももう9か月が経過してしまって、残すところ2か月くらいの滞在になっていたんですけど…(笑)

たしかこの時に、最初に約束した1月末ではなくて、2月末までこのアパートを借りたいということを伝えたと思います。手持ちの残金とオペラ座バレエのスケジュールなんかをにらめっこしてギリギリのタイミングまでパリに残りたいと考えていました。保証金として預けていた金額を、2月分の家賃としてくださいとお願いしたと思います。


夕方訪れたフーケはみなさんご存じのシャンゼリゼの有名店。綺麗な店内だし、雰囲気良いですけどかなり値段高いです(笑)

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