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パリ・オペラ座の日々1993~1994:7月4日 パリ動物園

7月4日

何日かの体調不良の後、ようやく(雪)の熱が下がり、歯の痛みも消えて体調が快方に向かう。午後からヴァンセンヌの向こうの動物園へ出かけた。もう夏の日差しがまぶしい。動物との距離が近く、触れそうな感じ。お天気も良くて気持ちよかった。

夜、友人のK氏からTelあり、9月17日にパリに遊びに来てくれることになった。

動物園入園料 70F
フィルム 40F
Bancoくじ 5F


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動物園ですので、まあ特別なこともなく楽しい一日。少しだけ特別だったのは、日本の動物園と比べてスペースに余裕があり、それぞれの動物が生き生きとしていました。

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当時の日本の動物園では、「観客に動物を見せる」ことを優先した施設が多かったように思います(パンダに代表されるように)。動物側の行動を優先した設備が整備されるようになったのは2000年以降だったのではと思います。上野動物園の広々とした生活環境を整えたゴリラ舎とか、自然の環境を模したようなトラのエリアが整備されたのは2000年以降だったと思いますし、旭山動物園の展示が話題になり始めたのも2005年頃だったと記憶しています。そういう意味ではパリの動物園は少し先を行っていたのかもしれません。

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(かなり活発に動き回るトラとの間に柵が無い…((( ;゚Д゚))) )

ヨーロッパで少し長い時間を過ごすとはっきり感じ取れることですが、日本と比べて「安全」に対する意識がずいぶん違います。基本的にテキトーです。動物園のような公共の施設側もそうですし、ひとりひとりのお客さんの感覚も日本とは全然違います。この写真でもわかる通り、トラさんと観客の間に柵がありません(!) かなり深い堀があるだけです。トラは堀の下から垂直の壁面を登ることは出来ないんでしょうけど、これちょっと背筋が寒くなりました。


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(象が近すぎ。サイも手が触れられる距離で異様に近い…(^▽^;) )


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(良い子はマネしないように)

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