![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/10038428/rectangle_large_type_2_9d76f32be25cf022434b4bea3d323fa5.jpeg?width=800)
A-370 ダナエ
石膏像サイズ: H.17×W.28×D.17cm(原作サイズ)
制作年代 : 1901年
収蔵美術館 : パリ・ロダン美術館他
作者 : オーギュスト・ロダン(François-Auguste-René Rodin 1840-1917)
古代ギリシャ神話に登場するペルセウスの母親であるダナエをモデルにした彫像です。
アルゴス王のアクリシオスは、ある日神託で「一人娘のダナエが生む男の子に殺される」と予言されてしまいます。恐れた王は、娘のダナエを高い塔に幽閉してしまいます(石膏像はこのシーン?)。美しいダナエを前々から狙っていたゼウスは黄金の雨だれに変身して忍び込み、ダナエは身ごもります。そうして生まれたのが、あの英雄ペルセウス。ペルセウスは立派な青年に成長しゴルゴンの首をとりにゆくという物語です。
ロダン作品に特徴的な大理石の荒い質感部分と、滑らかに仕上げられた部分とのコントラストが特徴的です。独創的なポーズは以降の彫刻家に多大な影響を与えました。
パリ・ロダン美術館収蔵のダナエ
(写真はWikimedia commonsより)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?