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S-201 セントジョセフ首像

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石膏像サイズ: H.62×W.44×D.50cm(原作サイズ)
制作年代  : 1250年頃
収蔵美術館 : ランス大聖堂外壁

この彫像は、パリから東北東130kmに位置する街ランスのノートルダム大聖堂の外壁を飾る彫刻群のひとつで、聖堂の全体像も含めてゴシック美術の傑作とされています。

セントジョセフとは聖ヨゼフのことで、新約聖書ではマリアの夫、イエス・キリストの養父として登場してきます。中世彫刻(ルネサンス以前)の特徴は、あくまで教会という建築物の一部として成立しているという点です。ランスの大聖堂は後期ゴシックに分類されるため、彫像の立体性、衣類内部の肉体の捉え方などはルネサンス作品に匹敵するほどのリアリティを持っています。しかし石膏像の後方を見ると明らかなように、この彫像は教会の柱と一体化した構造であり、教会壁面の一部なのです。西洋彫刻がこういった中世的な制約から抜け出すには、さらに150年の後、ドナテルロ作「聖ジョルジョ」の登場まで待たねばなりませんでした。
                     

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ジョット作 スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画 マリアとヨゼフの結婚が描かれている。ヨゼフの持つ棒(小枝)の上に聖霊(ハト)がおり、美しいマリアとの婚礼のシーンが描かれています。左側に大量に控える”落選者”の若者たちは、みな一様に不満顔

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ジョット作 スクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画 神殿奉献の場面 左から二人目の聖ヨゼフは鳩を持っている。隣がマリア。イエスを抱いているのがシメオン、一番右側が預言者アンナ。アンナの表情を見ると、救世主の出現を知りつつも、その後の険しいイエスの運命を暗示しているのが分ります。


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