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M-485 大同石仏半面

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石膏像サイズ: H.20×W.17×D.10cm
制作年代  : 
収蔵美術館 : 

この半面像については、詳細な情報は判明していません。石膏像業界では50年以上前からこの名称で流通しており、中国の大同市にある“雲崗石窟(うんこうせっくつ)と何らかの関連性があるものと推定されます。

中国の北京から電車で一時間ほどのところに”大同市”という場所があり、そこに”雲岡石窟(うんこう)石窟”という世界遺産にも指定されている遺跡があります。雲岡石窟は中国三大石窟の一つとして、敦煌、竜門石窟とならんで有名な仏教遺跡です。その由来は5世紀にさかのぼり、北魏(ほくぎ)という国がここに平城京という都を作り栄えた百年ほどの間に造られたのがこの雲岡石窟です。東西一キロにわたって約40窟以上の遺跡があります。北魏仏の特徴は、高い鼻、長い耳、ふくよかなお顔の輪郭、わずかな笑みを含んだ表情とされます。

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第二十窟の露座大仏坐像 高さが13.5メートル、耳の長さは3メートル(ちなみに奈良の大仏は高さ約15メートル) (写真はWikimedia commonsより)


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