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筋の耳打ちは信用するな 2

経済に疎い主婦、げこげこが、
将来の選択肢を増やすために踏み入れた
株式投資の世界。

40代半ばで「オカネ」の勉強を始めました。

「筋の耳打ちは信用するな」シリーズでは、
私が学んだオカネに関することを共有します。

それでは、さっそく…


「株」とは何か?

今回のテーマは、「株」。

デイトレードも、投資信託も、
「株とは何か?」を知らないと、
怖くて手を出すこともできません。

その「株」について、
これまで学んだことを書いてみます。

株主になる=会社経営に参加する権利

まず、株は、株式会社が資金調達をするための
一つのシステムだということは
大前提として知っておかなければなりません。

1株=〇〇円

と、1株当たりの値段をつけて
投資家にお金を出して買ってもらうことで、
株式会社は経営資金を手にすることができます。

そして、株式会社から株を買った投資家たちは、
お金を提供する代わりに
その会社の経営権(経営に口を出す権利)を
手にすることができます。

これが株というものの基本です。

だから、株式を買いさえすれば、
その人はどんなに若かろうが、
そしてどんなに大きな会社であろうが、
経営者の一員になることができるのです。

株主=その企業を応援している人

株式投資と聞くと、
どのようなイメージを持っているでしょうか?

私は、
「複雑なゲームルールの中でする
お金持ち用の遊びの一つ」

と思っていました。

でも、今は株式は1株から売買でき
なんならポイントでも株式運用ができます。

しかも、証券会社まで行かずとも、
情報を集めることも、
ネット上で注文することもできます。

つまり、私のような庶民でも若者でも、
取り扱いやすい存在になりました。

株式を持つと経営に参加できますが、
同時に、その会社を
応援していることにもなります。

実際に、企業理念が自分の思いと合致する
起業して間もないスタートアップ企業の未上場株を買い
資金調達の面から応援する
「エンジェル投資家」もいます。

デイトレーダーは、これに当てはまりませんが、
長い期間、ある程度の量の株式を持つ投資家は
株を買うことでその起業を応援しているとも
言えるのです。

ですから、そもそもの意味から言うと、
株を買う=金儲け
とは違うことがわかると思います。

儲けや損は、応援した結果でしかない

ですから、

会社を応援するために株を持っていたら、
その会社の運営がうまくいって、
その結果、人々の暮らしが豊かになった。

そうしていたら、その会社の人気が高まり、
「自分も株を買って応援したい」という人が増えて
値段(株価)が上がり、

その会社から、
お礼の品(株主優待)が届いたり
経営がうまくいった
お礼のお金(配当金)が配られたり
ということも加わって、

結果、投資家も儲かった。

ということもある。

逆に、会社の経営がうまくいかず
または、風評被害に遭うなどの理由で
会社の人気が下がってしまい、
「株を売りたい」という人が続出して
株価が下がってしまい、

そのタイミングで自分も株を手放したら
買った時よりも値段が落ちていて
差額分の損をしてしまった。

ということもある。

時には、経営破綻したりなどして
その会社がつぶれてしまって
その会社の株式それ自体の価値が
まったくのゼロになってしまった。

ということもある。

これが基本なのです。

これは株を扱う上で、
忘れてはいけないと思います。

株の値段=需要と供給のバランスの結果

そして、
株の値段が変動する理由は、

需要と供給のバランスが
刻一刻と変化するから。

というのが結論になります。

「買いたい」という人が
より多ければ値段が上がり、
「売りたい」という人が
より多ければ値段が下がる。

つまり、
「買いたい」「売りたい」のバランス次第で
株は値段を上げたり下げたりする。

という、大変
気まぐれなものだということです。

だから、買った時より値段が上がると
「儲かった」

値段が下がると
「損をした」

という話になります。

でも、その株をある値段で売ってしまわない限り、
利益確定(利確)もできませんし、
損も確定しません。

逆に今、値段を下げて損をしているように見えても、
数日後には値段を上げてきて利益が出ることもあるので、
買うタイミング、売るタイミングをどう見るかが
株主の腕の見せ所ということにもなります。

きちんと知って取り扱うことが大事

株式投資をして失敗してしまうのは、
それが何かよくわからないまま、

「〇〇を買えば儲かるってよ」
と、誰かが言っていたのを

自分では何も調べないまま
丸々信用してしまって、
自分の頭で考えて決断せず、
誰かに決断を任せてしまうから。

だから、
「筋の耳打ちは信用するな」という
ことわざが生まれたのです。

自分で集めた知識や情報を基に
自分の頭で考えて決断するから
ものごとは自分の
「思い通り」に進むのです。

もし失敗したら、
自分の「思い」が間違っていた。

ただそれだけなので、
誰かを恨む無駄な時間は必要ありません。

自分の考えを修正すればよく、
何度でもチャレンジ
し続けることができるのです。

これが自己責任。

自己責任は
「失敗したら、全部あんたが悪いんだよ」と
言われているのではなく、

「自分で決断すれば、
失敗は自分の責任だから、
自分さえ変われば
失敗は取り返せて失敗ではなくなるし、

自分の決断・行動さえ正しければ、
その分の見返りが全て自分に返ってくるよ」
と勇気を与えてくれる言葉とも
考えられるのです。

株式投資について、
様々な情報が飛び交っていますが、

それぞれの投資家の言葉は、
それぞれの投資スタイルに合った言葉であり、

ご自分に合った言葉・情報とは限りません。

必ず、自分の目、耳、頭で
その真偽や重要度を確かめて、
自分で決断をするというのを最低条件に
株式と関わることをオススメします。

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