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低用量ピル(ヤーズフレックス)について
私は2018年頃からヤーズフレックスという低用量ピルを使用しています。今回は私の低用量ピルの感想や体験談を書いていきたいと思います。
■ピルを飲んだきっかけ
私が低用量ピルを飲もうと思ったきっかけは、生理前に仕事や彼氏にイライラすることが多かったので、いわゆるそれはPMSなのではないかと思い、低用量ピルを飲んでみようと思ったのです。
頭痛や腹痛などのいわゆる生理痛はそこまでひどいほうではありませんでした。
■選んだピルは・・・
私が服用している低用量ピルはヤーズフレックスというものです。
ヤーズと名前がつく低用量ピルには2種類あります。通常のヤーズとヤーズフレックスというものです。通常のヤーズは、28個の薬剤のうち、4錠が偽薬であり、28日周期のうちで4日休薬期間があります。ヤーズフレックスは120日間連続でピルを飲み続けます。120日間飲んだら、4日間休薬します。もし120日の間に生理のように血が3日間でたら、4日間休薬し、またピルを120間飲み続けます。(服用し始めは少し異なる?)
ヤーズフレックスは4か月(120日間)は血が出ず、ナプキンやタンポンとおさらばできるメリットがあります。
保険適用ということと、120日間連続使用が可能なことと、病院の看護婦さんも飲んでいておすすめされたこともあり、その病院のなかでいくつかある取り扱いピルの中からヤーズフレックスを選びました。
服用してから最初はなかなか安定しませんでした。120日間に到達する前に血がでてしまうことが良くありました。
ヤーズフレックスには一定の時間に飲まないといけない決まりがあります。最初のうちは朝の8時に飲んでいました。しかし、休日に寝過ごしてしまって、8時に飲めないことがあるとすぐ2,3日後には出血してしまうのです。
採血のタイミングで看護婦さんにも相談しましたが、個人差があるようで、もし少しずれてのんでも大丈夫な人もいれば、本当に少しでも時間がずれてしまうとすぐに出血してしまう私みたいなタイプがいるそうです。
なので、私はできる限りずれても30分くらいのずれで飲むようにしています。そして、朝ではなく夜9時に飲むようにしました。こうしてからは飲み忘れも少なくなり、120日間連続で飲めるようになりました。
友達もピルをのみはじめたのですが、全然出血するといっていて、時間通りに飲んでいるかと聞いたら、かなりでたらめに(朝飲んだり昼飲んだり、午後飲んだり)していたので、最低1時間以内には飲んだほうがいいよとおすすめしておきました。
出血してしまうと、テンション下がるし、ナプキン費用も上乗せでかかるので、できるだけ正確な時間通りにのんで、120日間連続で使用できるようにするのがおすすめです。
■低用量ピルを飲んでの体感
・生理の経血がもともと結構おおいほうだが、ピルを飲んだらきもち少なくなった。(変化は少ない)
・生理がだらだら長く続くほうだがそれが気持ち短くなった。(変化は少ない)
・もともと生理による腹痛や頭痛がないと思っていたけれど、実は生理痛が少しあって腹痛や頭痛がなくなった。(ピルを休んだ時に気づいた)(体への変化は大きい)
・ピルを飲まない生理の時は朝寝すぎてしまい、不覚にも会社を寝坊してしまうことが何回かありましたが、それがなくなりました。これは本当に良かった。本当に気が緩んでるとかではなく、気を失っているがごとく朝起きられないので、結構困っていた。(変化は大きい)
・脳貧血になることがなくなった。(変化は大きい)
・生理痛で背中や腰が痛くなることが多かったが、これはピルを飲んでもかわらなかった(変化はなかった)
■低用量ピルの副作用
低用量ピルには副作用が出る人もいるといわれています。同じピルでも体調に合う人、合わないひとがいます。
しかし、あなたに合う化粧水が友達に合わないように、私に合うピルがあなたにあうとは限りません。ピルの副作用に悩まされた方のブログがあるのでぜひ読んでみてください。ピルのこと以外もすごく面白いのでおすすめです。
※おすすめブログ 「つんの日常ブログ ーピルとの戦い」
私はヤーズフレックスが副作用など特になく2018年~2021年まで使用できていたのですが、ピル最大の副作用がここにきて起こってしまいました。
■血栓には要注意
低用量ピルで一番心配しなければいけないのは、血栓ができることです。私が通っていた病院では定期的に血栓ができていないか採血をして確認します。血栓ができて死んでしまう人もいるので、これは本当に甘く見てはいけません。
私は血栓の検査では今まで引っかかったことはなかったのですが、2021年9月の下旬、朝起きたら昨日まではなんともなかった左脚のふくらはぎが変に痛みます。
最初は足をつったのかと思ったのですが、大体ふくらはぎをつれば痛くて夜中に目覚めます。しかし、今回は夜中に足をつった記憶もありません。そして痛みも足をつった痛みとはなにか違います。
ふくらはぎの中からじんわ~りと痛いのです。
歩いても痛いし、座っているだけでも痛い。歩くときは、脚を引きずるようにして歩きます。
一番痛いのはただ立っている時。皿洗いをするときなど、ただ立っているだけだと血が上から下に下がっていくような感じでものすごく足が痛いのです。なので足踏みしたり足を動かしたりします。
見た目はというと、左と右の脚を比べてみたけれども、腫れだとか色の変化は特にありませんでした。
一番最初に想像したのは、血栓・もしくは痛風でした(笑)
ネットで左ふくらはぎが痛いと調べると、末梢動脈疾患(PAD)というものが出てきました。
抹消動脈疾患とは…足の血管に動脈硬化が起こり、血管が細くなったり、詰まったりして、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気です。これにより、歩行時に足がしびれる、痛い、冷たいなどの症状が現れます。
病気が進行すると、歩けなくなったり(間欠性跛行)、じっとしていても足が痛むようになったりします。さらにPADが悪化すると、足に潰瘍ができたり、壊死したりすることもあり、ひどい場合は足を手術しなければならなくなることもあります。また、動脈硬化は全身的に進行しますので、足の動脈硬化は、心臓や脳の動脈硬化にもつながり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすこともあります。(参考1より)
なんとなく、このPADの症状に似ている気がしました。
とりあえずその日一日は様子を見て、翌日も痛かったら病院に行こうと思いその日は就寝。
翌日も起床後からふくらはぎがさらに痛みます。血栓が心配なら病院は循環器内科なようです。しかし、ピルは自分の判断ではやめてはいけないものなので、まずはピルを処方してもらっているレディースクリニックに電話してみました。
「左のふくらはぎが昨日から痛み、血栓ができたのではないかと心配している。どうしたらよいか。」と問い合わせたら、「血栓の症状がある場合すぐに受診してほしいので今からでも病院に来れますか?」と言われ、レディースクリニックに向かいました。
ピルをもらうために行っていたクリニックだったので、自宅からは少し遠く、脚が痛いなか行くのはまぁまぁしんどかったです。でも足が痛い中、病院の後きっちりショッピングもランチもしましたけどね(笑)
血栓ができていないかというD-ダイマーの検査をすると、数値2.26μg/mL。
Dダイマー検査の基準値は1.0μg/mL未満が一般的
先生曰く、脚の見た目には血栓の症状が出てないけども、数値には問題ありなので、血栓ができている可能性が高いため、ピルは最低1か月は休薬しましょうとのこと。
再度ピルを服用したいときはど再度受診してから服用開始するようにしましょうとのことで、足の痛みはどのくらいでよくなるのかについては、大体1か月くらいでしょうか、ということでした。(足の痛みについては雰囲気的に適当に言われた気がしてます。(笑))
心配しているのは、こんなに痛いのに薬等飲まなくてもいいのかということでした。
■それでもピルを継続希望
足の痛みは最初に痛くなってから今のところ5日間経過していますが、まだ痛いです。
私は1か月はピルを休薬してますが、また血栓が解けたらピルを開始したいと思っています。でもたびたびこの脚の痛みと命の危険に冒されるのはすこし怖いなぁとも思います。
親は古い世代なのでピルを飲んで血栓ができたといったら批判されると思って言いたくなかったのですが、もし死んだときに何が原因かわからないと困るので、ピルを飲んで血栓ができたことを報告しておきました。
案の定「出すものは出さないとだめだよ、腹の中が腐るよ」とピル批判されたのと、朝に生存報告のラインをするようにと言われました。
めんどくさいけど、心配してくれているということで、左から右に流しておきます。
■まとめ
ピルの服用についての体験談はこんな感じでした。私は血栓が良くなれば今後もピルを服用したいと思っています。皆さんにもおすすめしますが、医者とからだと相談してみてください。
もし、私のように血栓の症状のようなものが出た人は、適当にしないですぐに病院に行くようにお願いします。
正しく使えば良薬だと思います。足の痛みの経過についてはまたnoteに綴っていきたいと思います。
【参考ページ】
※参考:大塚製薬 PADとはどんな病気?より(https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/peripheral-artery-disease/about/)
※medical note D-ダイマーについて より
https://medicalnote.jp/checkups/190815-001-PF
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