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建築学生がジンジャーエールブランドを作る理由。

今こそ丁寧に向き合いたい。

「なぜ、建築学生がクラフトジンジャーエールの
             ブランドを作っているのか?」

最近、いろんな方に説明することが多くなったので、noteにまとめてみようと思います。

こんにちは。後田将人です。

photo by shoma

初めましての方に向けて、軽く自己紹介をします。

名前は「ごだ まさと」と読みます。
神奈川県出身の99年生まれ、22歳です。
関西学院大学にて、意匠設計を学んでいる大学四年生です。
特に公共空間における仮設建築の設計をテーマに研究しています。

趣味は料理とサウナとカメラで、個人事業として関西エリアでウェディングフォトもゴリゴリに撮っています。

そんな私は昨年の夏からクラフトジンジャエールのブランドを作っています。

高知県四万十から直送して貰ったこだわりの生姜を使って、スパイスを7種ブレンド。ジンジャーエールのイメージを一新するようなブランドをレシピから全て作ってきました。

現在は関東(6curry台湾料理屋『味王』)や関西でのキッチンカーでの出店を中心にジンジャエールを目の前で届けています。

さらに、現在はより多くの人にクラフトジンジャーエールを届けるために、商品化にとり組んでいます。


1.根底にある想い



僕の中で、長いこと持ち続けてる強い価値観がある。

「人と人は基本、分かり合えない」
「永遠なんてものは存在しない」

とっっても強い言葉だし、語弊があることもあると思う。
もちろん、そんなことはないと思いたい。

でもこれは、たぶん自分の強い原体験があるのだと思う。

・・・

幼い頃から親戚を含めて近い人が亡くなった。
小学校を卒業するまでには、6回も葬式に参列することになった。

今でも傘をさして参列した葬式がありありと浮かぶ。

当時は、とてつもなく影響を受けていた。

夜も眠れなくなるくらいに衝撃だった。

「誰にでも終わりがあるといこと。」
「誰とでも別れがあるということ」

あんなに優しかった人が突然いなくなる辛さ。あの時が最後になるとわかってたらもっと大切に時間を過ごしたかった。

たくさんの思い出で溢れた大切な関係も必ず終わってしまうということが小学生の自分には深く深く刻まれた。

必要以上に別れを寂しがる必要もないのかもしれない。

でも、いつからか人と関係性を紡ぐことに怖さを感じてしまう。

そんなこともあった。



2.関係性の豊かさ


それでも。

22年を生きてきた中で人と人との繋がりや関係性が
人生を豊かにすることも知った。


人生を賭けて大切にしたい人に出会えることも。

自分のことを自分以上に信じてくれる人がいることも。

どんなに苦しい時にも自分を見ていてくれる人がいることも。


そんな人生を素敵にすることが出来る人に出会えた。


だから僕は今では自信を持って言い切れる。

人生を豊かにするのは人との関係性だと思う。

いくら分かり合えなかったとしても。いくらその関係に終わりがあるとしても。



そんな素敵な関係性のきっかけを作っていく人に僕はなりたいと思った。

例え小さなつながりであったとしても、
それがいつか運命と呼べるものになるかもしれないから。


3.ジンジャーエールに込めてる想い


でも。今の時代は繋がりにくくなった社会な気がする。

もちろんSNSはあるが。でも関係性が築きにくく、そして見えにくい時代。

社会の断絶だったりで関係性の貧しさを感じる場面が増えていると感じた。

世の中って矛盾であり葛藤することだらけで。
でも人ってなかなか素直になれないのも事実。
繋がりって簡単に切れてしまうのに。

でもそれが人生なのだとも僕は思う。

だから人と人が繋がるきっかけをその緩衝材を作りたい。
心の余白となれたら嬉しい。


これまで大学に入学して以来、意匠設計を学んで来て
建築の持つ可能性について向き合ってきた。

でも建築の可能性は信じているが、
建築を建てるだけでは限界があるなと思った。

だから僕は建築のようなハード面からだけではなく、プロダクトという誰にでも手に取れるソフト面からもアプローチしていきたい。


正直に言うとそのプロダクトは決して
ジンジャーエールである必要はないのかもしれない。


ジンジャーエールだった理由は

極めて単純で

僕がジンジャーエールが大好きだった。
大好きなジンジャーエールを自分で作ってみたくなった。

たったそれだけである。

あんな冷たいのに飲んだからポカポカになる面白い飲み物なんてない。

キンキンに冷えたポカポカになる不思議な飲み物

あんなに生姜が奥が深いなんて知らなかった。

生姜を収穫しに高知・四万十へ
いつもお世話になってる潮と空農園の八木さん

あんなにスパイスの奥深さに出会うと思わなかった。

試作初期にたくさんスパイス買って試した

そして、ジンジャーエールを届けること(味王や6curryでの出店)を通して
僕自身がたくさんの人に出会えた。たくさんの人と関係を紡げた。
たくさんの人から愛を貰った。


大好きなにしむーさんとさとゆかさん


一緒に走ってくれたにしむーさんとまーみ



それが本当に本当にこの上ない幸せだった。

だから僕は1人の作り手として
最高のジンジャーエールを作っていきたいと思う。

・・・

もちろんジンジャーエールで何かの社会を解決をできているわけではない。

僕が作っていきたい関係性も繋がりも目には見えないし定量化も難しい。

でもそこで生まれる小さな繋がりが
やがて大きなドミノを倒すかのようなものに繋がると僕は信じている。

簡単に消費されないものを。
長く長く続いていくそんなものを作っていきたい。

まだまだ模索中だけど。ちゃんと形にしていくので
丁寧に積み上げていったその先に、
ジンジャーエールがつなぐ未来があったら僕は嬉しい。

またどこかで届けられる時を楽しみにしてます。


4.最後に


拙い文章にも関わらず、
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

ジンジャーエールの出店に関してSNSやっているので、
もしよかったらTwitter、Instagramのフォローもお願いします。

photo by shoma

文:ごだまさと

ありがとうございます!!!