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ゴジラ -1.0 感想memo

ゴジラ ー1.0(2023年)
上映時間:125分
監督:山崎貴

<キャスト>
神木隆之介   浜辺美波
山田裕貴    青木崇貴
吉岡秀隆    安藤サクラ
佐々木蔵之介  田中美央
遠藤雄弥    飯田基祐
永谷咲笑

<あらすじ>
日本が生んだ特撮怪獣映画の金字塔「ゴジラ」の生誕70周年記念作品で、日本で製作された実写のゴジラ映画としては通算30作目。
2023年12月にアメリカでも公開され、全米歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒットを記録。第96回アカデミー賞では日本映画として初めて視覚効果賞を受賞するという快挙を達成した。
タイトルの「-1.0」の読みは「マイナスワン」。

舞台は戦後の日本。戦争によって焦土と化し、なにもかもを失い文字通り「無(ゼロ)」になったこの国に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと叩き落とす。戦争を生き延びた名もなき人々は、ゴジラに対して生きて抗う術を探っていく。

映画.comから抜粋

ー感想ー

初めて見たゴジラは「ゴジラVSデストロイヤー」、2016年の「シン・ゴジラ」は劇場で鑑賞して大満足、その後Amazonプライムで昭和ゴジラを10作ほど見ただけの、ゴジラにわかな私。でもアカデミー賞で視覚効果賞を獲る前から本作のことは気になってました。

人間ドラマがしっかり描かれているという前情報も耳に入った状態で鑑賞して、なるほど納得です。主人公初め人々の心には戦争の影が色濃く残っていて、物語序盤は登場人物がみんな荒んでいて、戦争の悲惨さが伝わってきます。

人と人とが織りなすドラマと、破壊の限りを尽くすゴジラの迫力ある映像がとっても良かったです。
ゴジラの顔つきはシンゴジラに比べると生き物感があって可愛さが見えました。
ゴジラが熱線を吐く場面を見ていたら、久しぶりにシン・ゴジラの内閣総辞職シーンを見たくなりました。
★4つ。

※ここからネタバレ含みます


正直、もっと早く鑑賞しておけばと思いました。

ストーリーがアメリカで絶賛されていると事前に聞いていたので、最後の戦いが近づくに連れて私の中ではアメリカへの偏見を交えた今後の予想が始まり、きっと大団円になりそうという考えの元、ラストで特攻を決意した主人公も助かるだろうと読みました。
主人公にトラウマを植え付けた人物とも言えそうな橘さん、まだまだ主人公に恨み骨髄な様子だったけどこっそりパラシュートを付けるとか粋なことしてくれてるんだよね?と思ったら本当に脱出装置が付いてて、ホッとする一方でやっぱりという気持ちもありカタルシス薄めに。
常人ならざる決意と操縦技術でゴジラに見事トドメをさし、英雄としてみんなに敬礼される主人公の姿を見て、アメリカが好きそうなヒーロー像…という偏見が心に広がる中、作中一番驚かされたヒロインの生死も最終的に「お、おう」に変化。

海中のゴジラの肉片がボコボコ再生しかけているような映像は続編匂わせラストカットにも見えましたが、何だかんだで続編があるならまた観に行きたいです。

初登場時は嫌な奴かと思われたお隣さんが子ども関連ではとても親切な人で、物語が進むほど好感上がっていくところ等は良かったです。「心底憎たらしい人間」というのが本作には見当たらなかったように思います。
せっかく建て直した主人公宅がゴジラに荒らされなくて良かった。

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