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絵本の読み聞かせ効果は絶大!5つの理由とおすすめ10冊をご紹介!

幼児期から絵本の読み聞かせをする理由は「何となく子供にとってよさそうだから」そういった意見が多いようです。読み聞かせをすることは、とても良いことなので、きっかけはそういったことでも、もちろんかまいません。始めることが、とても大切です。

でも、絵本の読み聞かせをするのに良い時期やその方法、そしてコツなどがあって、長いあいだ子供のためにがんばって読み聞かせをしてきたお父さんやお母さんのために、その効果はどのくらいあるのか、そんなところも是非知ってほしいと思います。

ということで、今回は絵本の読み聞かせの効果とどんな絵本がよいのか、かわいいお子さんの笑顔がおもわずこぼれる厳選した、絵本10種類もまじえてご紹介いたします。

1絵本の読み聞かせで期待できる効果とは?

絵本の読み聞かせは、心理学と脳科学ともに子供の発達に大きな影響を与えるという事が明らかになっています。早い時期から読み聞かせをすると、見たり聞いたりを繰り返すので脳に言語が定着しやすくなります。

そして、大人になるまでの間に色々な言葉をつかいこなせる様になり、「ボキャブラリティー」が豊富になるのと言葉に対する理解力も同時に早く身に着くことになります。

それから、話の流れを理解するために想像力を働かせる必要がありますが、読み聞かせはこの想像力が養われて自分で話の展開を予想し理解しようとする力が身に着くようになります。これらの力はやがて小中高と勉学の場で役立つ力となります。

2絵本の読み聞かせを始める時期は?

絵本の読み聞かせをはじめる時期は、3歳までに行うことが良いとされていて、言葉に対して理解できていない生後3か月から始めても意味があります。脳には大脳辺縁系(だいのうへんえんけい)といって自律神経の活動に関与している集まりが大脳の奥深いところにあります。主なやくわりは記憶と情動(やる気、怒り、喜び、悲しみ)に関することなのですが、早い時期に読み聞かせをすることで、この大脳辺縁系が刺激されて記憶や情動を育んでくれます。

これにより、学校の成績が良い傾向に現れることがわかっています。

3絵本の読み聞かせをする方法(赤ちゃん編)

まず、絵本の種類に注目しましょう。赤ちゃんであれば色と擬音を多くとりいれた本がおすすめです。目で見たものや読んでいる声に反応できるしずかな環境をつくってあげます、そうすることで赤ちゃんは情動に刺激を受けて、笑ったり、読み手の顔を見たりとお互いの表情の変化に反応するようになり驚くことに読み手が持っている本を自分でめくる事もあります。声は少し大きめが良いでしょう。

それから、赤ちゃんがぐずったりご機嫌が悪いときは、むりに読み聞かせをするのではなく、途中で止めても問題ありません。落ち着いているときにお話をしてあげてください。

4絵本の読み聞かせをする方法(幼児期編)

子供の本のなかで一番すきな絵本を一冊決めておきます、そして繰り返して読んであげてください。「飽きるのでは」と心配されると思いますが大丈夫です、短期間にいろんな本を使うよりも一冊の本に絞ることで、ほどよい「ルーティン」が多くの言葉を覚えるのに役立つ傾向にあります。

それから「読み上げる」のではなく」目を見て「話しかける」ように読んであげると子供の気持ちを引きつけることができて、大人も子供も互いに反応をうかがえる事ができて、よい刺激になります。

赤ちゃんの時もそうですが、読み聞かせの速度は子供の反応を見ながら絵をゆっくり見せてあげましょう。反対に子供がページをめくりたがることがあると思いますが、絵の続きを早く知りたくて楽しんでいる証拠なので話に執着せず一緒に絵を楽しむだけでも良いです。

5絵本の読み聞かせをする時間

人間はレム催眠時に記憶の整理をする事が定着するようになっていますから、就寝前に毎日読むのがよいです。機嫌が悪い時などに無理にお話をしても集中できない事になりそれが日常的に当たり前になることで絵本自体に興味を持たなくなる恐れがあります。機嫌が良く落ち着いた状態の時に読んであげてください。

6おすすめの絵本10選 

しましまぐるぐる(いっしょにあそぼ)0~2歳児向

赤ちゃんは、黒、白、赤と明暗の差が強い絵を見る傾向があって、

目や口がある「かお」に反応して注目する事があるんです。

そういった赤ちゃんに合わせた本が「いっしょにあそぼ」シリーズです。

まだよく目が見えない生後2ヶ月の赤ちゃんでもしっかり注目できます。

イラストはカラフルでかわいいものが掛かれています。じぃっ??とみている赤ちゃんのかわいい表情が見れた時の感動は忘れられない思い出になりますよ。

ほかにもシリーズラインナップがあって全部で9種類あります。

いないいないばあ(松谷みよこ あかちゃんの本)0~2歳児向

絵本を読み進めていくと、赤ちゃんが反応して笑ってくれます。

絵の作者は瀬川康夫さん、登場するのはかわいいイラストの動物たちと赤ちゃんも登場します、何回もめくっていくとそれにあわせて赤ちゃんも笑ってくれます((´∀`))ケラケラ

文の作者は松谷みよ子さんという方で「赤ちゃん文学」を作られた方なので、赤ちゃんの反応には「なるほど」ときっと納得していただける内容です。

松谷さんの赤ちゃんシリーズは全部で9巻あって

赤ちゃんの笑顔を見たいなら、是非ともおすすめしたい絵本です。

じゃあじゃあびりびり(まついのりこのあかちゃんのほん)0~2歳児向

2011年のブックスタートという国の自治体から選ばれたことがきっかけになり、広く知られるようになった絵本です。赤ちゃんの目と耳にちょうど良い刺激をあたえてくれて、色づかいがはっきりとして「ブーブー」「わんわん」などの擬音もたくさん盛りこまれています。

珍しいのはどのページから見ても良いというところと赤ちゃんの視力にあわせた視野で大きさが決められていてとても見やすくなっているので、赤ちゃんでも自分でページをめくりたがる絵本としてしられています。

くっついた (三浦太郎)0~2歳児向

「くっついた」のくり返しが赤ちゃんをほどよく刺激して楽しませてくれます。

登場するのは金魚やアヒル、ゾウさん、おさるさん、「くっついた」のことばで口、鼻、手をつかって色々な「くっついた」のアクションをしてあげてください。赤ちゃんと一緒に笑顔になれて楽しめる絵本です。

おつきさんこんばんは (福音館 赤ちゃんの絵本)0~2歳児向

絵本を開いてみると、そこには、小さな三角屋根のおうちがあります。その真上には大きなまあるいお月様が。ニッコリとした笑顔や困った顔、表情が色々と変わる場面に刺激を受けて、赤ちゃんはニッコリと笑ってくれます。

文字が大きくて、とても読みやすくできています。登場するくもそして2匹のネコや人のシルエットのうごきにも注目して赤ちゃんに語りかけるように接してみてください。

くつくつあるけ(福音館赤ちゃんの絵本)0~1才向

歩くようになったり、ごはんが食べられるようになったり、できることがぐんぐん増える1才のお子さんにお勧めする絵本です。でてくるのは、小さくてかわいい一足のくつ。

擬音がぱたぱた、とんとん、ぴょんぴょん、ごろん、ぐーぐーと沢山はいってテンポもよいのでとても読みやすいです。大地の緑に空の青さでとても見やすいコントラストも魅力です。さんぽに出かける小さなくつがおりなす、カワイイうごきのひとつひとつは赤ちゃんがすこしずつ経験している身近な「くつ」というアイテムによって引きつけられていくのがわかる本です。

たまごのえほん(作:いしかわこうじ)童新社0~1才向

「たまごから赤ちゃんがうまれるよ!」この本は「仕掛けえほん」です、上、右、下、の三方向にゆっくりページをひらいてあげてください、登場するのはひよこ、カタツムリ、ウミガメ、ペンギンなどでたまごの中からつぎつぎと赤ちゃんが生まれてきます。めくるしかけに赤ちゃんも刺激されて、どう反応してくれるか楽しみですね。カタツムリの「にゅーぅ」やひよこの「ぴよ」の擬音がたまごから出てきてとてもユニークなえほんです。

どろんこどろんこ(作:渡辺茂雄)(絵:大友康夫)1才半向

登場するのはクマさん、すなばで上手にあそぶ様子が書かれています。

シャベルやバケツを持って、いろんな使い方をして、すな場の様子がだんだんと変わっていきます「すな場で使うのは何かな?」やクマさんがバケツを使って中に何を入れるのかな?など問いかけてみたり、「どろんこ」になったときの様子を少し大げさに表現してあげるといろいろな反応に日々の成長を見る事ができますよ。

あおくんときいろちゃん(昨:レオ・レオニ)(訳:藤田佳雄)対象年齢2才~3才

この絵本は、ふぞろいで、まるで「いろがみ」を手でちぎったかのような、いろんな種類の「まる」が登場します。不思議なのは「まる」だけで家族やお友達を表現していて、まるでそれが生き物のように、さまざまな感情をおもてに出してくるので、お話を読みこんでいくうちに赤ちゃんの想像力が少しずつ身についていくのを感じ取ることができます。暗いところや明るいところを色で表していて、目に入ってくるものすべてに想像力を膨らませる必要があるので「じぃっ」と食い入るようにみてくれます。

パンどうぞ(作:彦坂有紀 もりもといずみ)対象年齢2才~3才

実は、この絵本に使われている絵は木版画、なのでとてもクオリティが高く、表紙にきつね色の美味しそうなパンは、香りまでしてきそうなほど、そして子供も大人も触れてみたくなる存在感があります。

次をひらくと一口「ぱくっ」と食べられたあんパンが登場しますよ。黒ごまのったあんぱんには美味しそうなあんこがのぞきます。焼き色やこぼれ落ちそうなあんこの色使いは本当に食べたくなって買いに行きそうになるくらいです。お子さんに食べるまねをしてあげるとどんな反応をしてくれるのでしょうか、楽しみですね。

まとめ

1絵本の読み聞かせで期待できる効果とは?
読み聞かせは、心理学と脳科学ともに子供の発達に大きな影響を与えるという事が明らかになっています。

色々な言葉をつかいこなせる様になり、「ボキャブラリティー」が豊富になるのと言葉に対する理解力も同時に早く身に着くことになります。

読み聞かせは想像力が養われて自分で話の展開を予想し理解しようとする力が身に着くようになります。これらの力はやがて小中高と勉学の場で役立つ力となります。

2絵本の読み聞かせを始める時期は?

はじめる時期は3歳までに行うことが良いとされていて、言葉に対して理解できていない、生後3か月から始めても意味があります。早い時期に読み聞かせをすることで大脳辺縁系が刺激されて記憶や情動を育んでくれます。

これにより学校の成績が良い傾向に現れることがわかっています。

3絵本の読み聞かせをする方法(赤ちゃん編)
赤ちゃんであれば色と擬音を多くとりいれた本がおすすめです。目で見たものや読んでいる声に反応できるしずかな環境をつくってあげます、そうすることで赤ちゃんは情動に刺激を受けて、笑ったり読み手の顔を見たり反応するようになります。

声は強弱をつけて少し大きめが良いでしょう。

あかちゃんが落ち着いているときにお話をしてあげてください。

4読み聞かせをする方法(幼児期編)

子供の本のなかで一番すきな本を一冊決めておきます、そして繰り返して読んであげてください。一冊の本に絞ることでほどよい「ルーティン」が多くの言葉を覚えるのに役立つ傾向にあります。

「読み上げる」のではなく」目を見て「話しかける」ように読んであげると子供の気持ちを引きつけることができます、

子供がページをめくりたがることがあると思いますが、絵の続きを早く知りたくて楽しんでいる証拠なので話に執着せず一緒に絵を楽しむだけでも良いです。

5読み聞かせをする時間
人間はレム催眠時に記憶の整理をする事が定着するようになっていますから、就寝前に毎日読むのがよいです。機嫌が良く落ち着いた状態の時に読んであげてください。

6おすすめの絵本10選

しましまぐるぐる(絵:かしわらあきお)0~2歳児向

いないいないばあ(松谷みよこ あかちゃんのほん)0~2歳児向

じゃあじゃあびりびり(まついのりこのあかちゃんのほん)0~2歳児向

くっついた (三浦太郎)0~2歳児向

おつきさんこんばんは (福音館 赤ちゃんの絵本)0~2歳児向

くつくつあるけ(福音館赤ちゃんの絵本)0~1才向

たまごのえほん(作:いしかわこうじ)童新社0~1才向

どろんこどろんこ(作:渡辺茂雄)(絵:大友康夫)1才半向

あおくんときいろちゃん(昨:レオ・レオニ)(訳:藤田佳雄)対象年齢2才~3才

パンどうぞ(作:彦坂有紀 もりもといずみ)対象年齢2才~3才


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