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あなたにできないわけがない。

我流です。

今年の冬は底冷えするほどの寒さもなく過ごしやすいですね。

すごく年寄りじみた書き出しですが、実際に年寄りなんです。通年の冬場に大寒気団などが押し寄せると私の身体はどうなってしまうかというと、“右半身の外側半分が痺れて機能しなくなります。

右手の指は中指から小指に向かうにつれてグラデーション状にしびれ、冬はモノを掴むのも人差し指と親指を使って挟むというカニのような生活をしていますw  また、右半身のアウトサイドは温度を感じず、お風呂に入ると右半身の側面は “水風呂”なのです。(コレは一年中)

なんで??

はい、実はこれ、数年前に患った「脳梗塞」の後遺症なんです。

これ私です。梗塞した場所は左目の裏側・・完全に途切れちゃってます。


倒れてからしばらく記憶がなく、ICUの中で目覚めた時に右半身の感覚が全く無く、触っても自分の身体が「ただの肉の塊」のように感じた時の “絶望感”  は今でもよく覚えています。

その時に比べれば現在はかなり回復して健常者の “つもり” で生活できています。後遺症は残りましたが、“改善” したのか  “不自由なことに慣れてしまった”  のか、それ自体にストレスを感じません。強いてあげるなら「気圧の急降下時に頭と身体がダウンしてしまう」ことくらいで、それ以外は周りの人も気づかないくらいの日々の生活ができている気がします。

でもここに至るまで・・特に退院してからの数年間は「必死」という言葉を超えた次元の努力をしたつもりです。通常の病院内での理学療法、作業療法以外にも食事療養はもちろん、自主的に有酸素運動をし、マッサージをし、時には負荷をかけたり、細かい手の動きを反復しました。言語能力もおかしかったので、目に入るものを言葉で表現する習慣なども取り入れてひたすら繰り返しました。

このリハビリ生活が報われたのか、ただの幸運か・・担当医が驚くほど回復して、日々こなすリハビリもかなり高度なフェーズに入り、特に作業療法のリハビリは「釣り好きの先生」がいらしたこともあり、「オモリにユニノットて結束」などという障害がある人間にしては高度な課題をこなしておりました。

で、

いきなり結論ですが、なにが言いたいかと言いますと、わたしのアップした動画に対してよく目にするコメント

「私にはできません」

いやいや、そんなことはないです。
だってビデオの中の人の手はラインを掴んでいるかどうかもよくわからないくらい鈍いわけです。

コレだけは断言できますが、私が動画内でやってるようなことは どんなに不器用な人でも反復してやってれば必ずできるようになります。一度、二度上手くいかなかったとしても、慣れやちょっとしたコツが必ずあります。あきらめないでトライして欲しいです。

それだけを言いたいために恥を晒しましたw

「あなたにできないわけがない」

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