「オトナの部活動って?」

社会人になると、会社や家庭、町内会など、関係性をつくる場所が限られ、「会社員の●●さん」「●●ちゃんのママ、パパ」というような何かしらの役割を持って集まる場面が多くなります。その中では、上司と部下のような上下関係があったり、肩書による制限が生まれる事が多いのではないでしょうか。オトナの部活動では、好きなもの、やりたいことを中心にして集うことで、あなたとして居られる場所づくりを目指します。

以前から、私は島田駅前のシェアスペース「エラティックウェアハウス」http://erratic-warehouse.com/access/でグリーンドリンスしまだを開催させていただいておりました。

新たな活動として、エラティックを日常的に色んな人が行き交う場所にしたいと考えた時に、部室というコンセプトが浮かんできました。

私の学生時代の部室は、ふらりと行くと、なんの打ち合わせもしていなくても、誰かしらに会える、ゆるやかに人が集まる場所でした。

まちに、そんな風に行けば誰かに出会える部室のような場所があったら楽しいだろうなと思い、部活動をコンセプトにした活動を考えてみることにしました。

教室として、先生に教えてもらいながら趣味の活動をする場所はたくさんあります。けれど、部室の楽しさは、顧問の先生がいない時に発揮されます。(わたしの部活は顧問が居ても指導をしてもらった覚えがほぼ無く、常にいいないようなものでした)

教える人と教わる人ではなく、フラットな関係性で気兼ねなく集まれることを大切にしたいと思っています。

また、色んな人に部活動を主催してもらうことで、多様性が生まれて、自分ひとりでやるよりも、思いがけない面白い場が生れると考えています。

ちょうど、島田では3月に無人駅の芸術祭というイベントをNPO法人クロスメディアしまださんが運営する予定になっており、その一環として、今年度から島田界隈で色んな人がアートのプログラムを開催する「アートプラットおおいがわ」という活動を開始するとのことで、そのプログラムのひとつとしてオトナの部活動を運営させていただくことになったのです。

そこで、乗ってくれそうな知り合いの方々に相談して、部長をお願いして、アートプラットおおいがわの中で、オトナの部活動第一期の開催にチャレンジをさせていただくことになりました。

今回の活動はまさにチャレンジ。部室のようなゆるやかで心地よい風景を作る事ができるのか。来てくださる皆さんの協力を得ながらやってみたいと思います。


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