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実際のロシアはこんなかんじ

こんにちは、経済学部3年の小池です!

今回は、ロシアのモスクワ国立大学に10ヵ月間留学していた私が、皆さんにとってあまり馴染み深くないであろうロシアについて書きたいと思います。

私自身、留学前にロシアの情報について調べようとしても欧米に比べ情報がネットにあまり載っておらず苦労したため、この記事がロシアへの留学を考えている方の手助けにもなればと考えています。

まず、ロシアと聞いたときに何を思い浮かべるでしょうか?
寒い怖いウォッカ、…こんなところがロシアのステレオタイプでしょうか。
これらのステレオタイプに即してロシアについてお話ししたいと思います。

ステレオタイプ1 寒い

 たしかにロシアは日本に比べると寒いです。モスクワの一番寒い日で-20℃ほど、シベリアでは-60℃ほどになる地域もあります。しかし一年中寒いわけではなく、夏のモスクワは30℃近くになりますし、シベリアでも夏は30℃を超す地域もあります。

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シベリアのヤクーツク この時期は約-50℃でした

 冬のロシアは日本で普通に売っているようなコートでは対応できないため、現地で売っている厚いコートを着ると良いと思います。また、ウシャンカ(ушанка)といういわゆるロシア帽もとても温かいので重宝します。ちなみに、冬のロシアで帽子やフードを被らずに外出すると現地の人に怒られます(笑)。実際、ロシアの寒さで何も被らずに外出するのは危険なようです。

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私が被っているのがウシャンカです

 そんな寒いロシアだからこそ発達したものとして、サウナ(ロシアではバーニャと呼ばれている)と、スープ料理があります。サウナは日本にあるものとは少し異なり、一つのグループでサウナ+カラオケ、ビリヤードなどの設置された部屋を貸し切るのが普通です。一度サウナに入り、温まったら部屋でお酒を飲んだり、カラオケをしたりして休み、またサウナへ向かうという繰り返しをします。ちなみに、ロシアのサウナでは大きな葉っぱのようなものが置いてあり、サウナに入りながらその葉で背中をたたくと健康になると言われています。とても面白いですね。スープに関しては、日本人にも有名なボルシチだけでなく、ウハーという魚のスープやサリャンカという酸っぱめのスープなどがあります。どれもとても美味しく、日本人の口にも合いますので、ロシアを訪れた際にはぜひ試してみてください。

ステレオタイプ2 怖い

 モスクワの治安に関しては、かなり良いと言えると思います。実際、夜に街中に出歩いても怖い思いをしたことは10ヵ月間で1度もありませんでした。ロシア人の友だちに誘われて夜中の2時や3時に散歩をしましたが何事もなかったです。(ちなみにロシア人は散歩が好きな人が多く、よく歩きます。「趣味は何?」と聞くと、「散歩」という答えがよく返ってきます。) この治安の良さは警備の厳しさのおかげもあるかもしれません。ロシアでは、空港やホテルはもちろん、スーパーや地下鉄にもたくさん警備員がいて、危険物検知器のようなゲートが必ずあります。地下鉄では、空港にあるようなX線でカバンに危険物がないか調べる機械もあり、暇をもてあました警備員の気まぐれでカバンをその機械で調べられることもあります。急いでない時ならば問題ないですが、急いでいる時にされると少しイラッとします(笑)。

モスクワ地下鉄

地下鉄の駅 どの駅もそれぞれ装飾が異なり、とても綺麗です

 怖いというステレオタイプには、治安というよりもロシア人が怖いという意味もあるかもしれません。たしかに、ロシア人のおじさんやおばさんは大声でかつ無表情でロシア語をしゃべる傾向があるため、ロシア語が分からないと怒っているように思えて怖いと感じるかもしれません。しかし、ロシア語が分かれば怒っているわけではないとわかります。実際、ロシア人は不愛想ですが親切な人が多い印象でした。もちろん中には不親切な人もいますし、特にアジア人に対して良く思っていない人もいます。だからといって暴力を振るわれるようなことはないので安心してください。

ステレオタイプ3 ウォッカ

 ロシアといえばウォッカを想像する人はかなり多いのではないでしょうか。たしかに、ちょっとしたスーパーに行けばウォッカだけでなく様々な種類のお酒が並んでおり、お酒好きなロシア人の姿をうかがい知ることができます。しかし、実際にはお酒(特にウォッカ)が好きでたくさん飲むという人はかなり限られているように感じました。私が出会ったウォッカ好きな人はほとんどがおじさんで、若者はあまりウォッカを飲まず、日本人と同じようにビールやワインを飲むことが多いようです。日本に留学していたロシア人の友だちによると、日本人の方がお酒を飲む頻度は高いように感じたそうです。もちろん、体格の問題もあり、一回に飲む量は圧倒的にロシア人のほうが多いですが…。一度、友達と一緒にロシア人のおじさんからウォッカをごちそうになっていた時に、ショットグラスを次々に空にしていく姿をみて、さすがだなあと思いました(笑)。

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アルコール度数96%のお酒

以上、ステレオタイプに即したロシアの紹介でした。
この記事を見て興味を持った方は、ぜひ一度ロシアに足を運んでみてください!

最後に

GCSでは留学の相談をいつでも受け付けています!是非ご活用ください!

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